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再開発

2024年7月21日 (日)

かなりいい街だけど、さらに上を目指す60万都市の川口市

東京から東北方面に電車で向かうと、赤羽駅を越えると荒川を渡り、埼玉県に入り川口市となります。

川口駅はJR京浜東北線しか停まらない駅だとはいえ、隣りの赤羽で乗り換えれば池袋もすぐの便利なところです。

そんな川口駅東口目の前には川口市中央図書館があります。

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キュポ・ラという商業施設と公共施設の入ったビルの5階と6階が図書館となっています。

夜8時まで開館してますし、座席も結構ありましたから、川口駅利用者にとっては会社帰りなどに気軽に利用できて羨ましいものです。

図書館内は撮影禁止でしたが、入り口手前はガラス張りで外を眺望できます。

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この北は、キュポ・ラ広場とバス乗り場のある駅前広場があり、ペデストリアンデッキで駅と周囲のビルが結ばれています。

↑右に川口キャスティ、左は旧川口そごうの建物です。

キュポ・ラ、キャスティ、そごうは3つとも市街地再開発事業により建設されたものです。

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↑駅西口も見渡せますが、同様に市街地再開発事業により整備されています。

大正9年(1920)から川口駅前にあった国の公害資源研究所が筑波研究学園都市に移転することから、まず昭和58年(1983)に川口駅周辺市街地整備構想が策定されました。

そこで、駅東口は商業・業務ゾーン、西口は公共公益文化ゾーンとされました。

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↑西口駅前には川口総合文化センター・リリアと駅前広場が、川口市により整備されました。

このリリアは、平成2年の開館から既に30年以上経っているため、令和6年3月より大規模改修のため閉館されています。

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2023年12月10日 (日)

新宿西口で進む再開発によるビル解体と新築工事の2023年12月の状況

11月中旬から新宿駅西口地下の歩行者の通り道が変更されています。

西口地下広場と丸ノ内線の間の通路が通れなくなったのです。

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小田急百貨店の解体工事が進められているので、理由はわかっており当たり前のことなのですが、ついに地下まで影響範囲がきました。

↑新宿駅山手線ホームから見ると、小田急百貨店の北側半分は既に無くなっており、向こうが見通せます。

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↑現在の小田急百貨店として営業されているハルクの横から見ても同様です。

今年2月に解体工事が始まったころ、見に来て初めて知った、実は建物は二つに分かれていたことが実感としてわかりました。

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↑西口駅前広場の向かい側からも見ると、見えないはずのスタジオALTAなどが見通せます。

2014年3月に「笑っていいとも」の生放送も終わり、明太子のかねふくの看板ばかり目立ち、すっかり存在感が薄れてますが、しっかり今も新宿駅東口駅前にあります。

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↑小田急百貨店の解体工事現場を、現在もまだ頑張って営業している京王百貨店屋上から見てみました。

北に向かって開けているところはあまりありませんが、かろうじて見ることはできます。

現場目の前の道路も通行車線の位置が変わっています。

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2023年2月19日 (日)

実は二つのビルだった小田急百貨店新宿店のいよいよ始まった解体工事

最近は百貨店閉店のニュースをよく見かけますが、令和4年10月2日には新宿西口の小田急百貨店新宿店本館が閉店しました。

すぐにでも解体工事が始まるのかと思っていましたが、外観はそのままでした。

5年2月初めに見てみると、ついに開始されたようです。

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北側のハルク横から見上げてみるとタワークレーンが2基設置されており、一部仮囲いの外壁パネルが付けられていました。

タワークレーンの上に人影が見えたような気がするので、改めて少しは高いかとデッキに上がり見てみました。

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やはり奥のクレーンの上に数人の人がいます。

一人はアームの上にいます。

さらによく見ると、手前のクレーンからのワイヤーが奥のクレーンのアームに取り付けられています。

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おそらく片方を吊り上げるか吊り下げる作業をするのでしょう。

この小田急による新宿駅西口地区開発計画について調べていく中で、驚いたのは一棟と思い込んでいたこのビルが、実は二棟から成りたっていたということです。

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まず、この開発計画はモザイク通りを含む新宿ミロードとともに1.6万平方メートルの敷地で計画されていることは知っていました。

ここに高さ260メートル、48階建の超高層ビルを建てる計画となっています。

高層部はハイグレードなオフィス機能、中低層部は新たな顧客体験を提供する商業機能が入ることとなっています。

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(↑↓とも、小田急電鉄プレスリリースより)

知らなかったのは、小田急百貨店新宿店本館という建物は、小田急電鉄所有の新宿駅西口本屋ビルと東京メトロ所有の新宿地下鉄ビルディングの二棟だったということです。

8階建のところが地下鉄、12階建のところが小田急に分かれています。

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2023年1月15日 (日)

渋谷駅改良工事により島式となった山手線ホームと東急百貨店東横店が解体されても東急の街渋谷

先週1月7日8日に山手線外回り電車を運休して、渋谷駅改良工事が行われたことはニュースなどで報道されていました。

ここ数年間といいもの、渋谷駅周辺は100年に一度という大規模な再開発が行われており、行くたびに景色が変わっていきます。

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↑山手線内回り電車の先頭で降りて、ホーム端から恵比寿方面を見てみます。

そういえば、左側の埼京線ホームだって、2020年5月に南側から大きく移設されました。

右の今回の山手線外回りは、確かに線路はバラスト石も含め真新しく敷かれています。

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↑振り返ってホームを見ると大きく変わったことがわかります。

これまで内回りと外回りは両側の別々のホームとなっていたものが、中央の島式ホーム一つになっています。

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↑(JR東日本 ニュースリリースより)

同時に外回りの線路位置を少し内側に移動させたようです。

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使われなくなった外回りホームの方を見ると、確かに元の線路跡と現在の線路の位置が違います。

今度はホーム北側の端の原宿方面も見てみます。

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↑先端は階段となっているため、まず内回りの線路を見てみます。

如何にも工事中の駅という雰囲気があり、右の埼京線ホームの上には既に構造物が出来てきています。

駅東西を横断できるデッキを造るということですから、その一部となっていくのでしょう。

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↑外回りの原宿方面を見ると、乗車位置が少し南寄りになったことが改めてわかります。

そういえば先程の恵比寿寄りではホーム端から振り返ると、外回りホームが真横にはありませんでした。

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2022年9月18日 (日)

住宅街のすぐ先にできた擁壁の向こうの調整池と人口0人だった若松町土地区画整理事業

所沢市こぶし町にあるこぶし団地を北側に抜けたところに真新しい擁壁ができていました。

何かと思い、南東側から見てみると結構大きなコンクリート構造物です。

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地面が北に向けて高くなっていきますから、見てみると調整池のようです。

さらに進むと中が見渡せますが、ちょっとした開発に伴う調整池にしては大き過ぎます。

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こぶし団地はかなり前の1960年代に造られたものですから、そのためとは思えません。

調べてみると、土地区画整理事業によるもののようです。

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若松町土地区画整理事業が令和2年3月から行われています。

面積は8.7ヘクタールの組合施行で、旧逆線引地区だといいます。

ブックスタマ、セブンイレブンや若松ゴルフセンターの南側になりますが、既に宅地化されたところは区域外となったためか、全面的な区画整理のイメージとは異なる図面です。

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↑中を見ると大きさがわかりますが、5746.9平方メートルの広さの調整池です。

区画整理面積の6.6パーセントにもなります。

旧逆線引地区とは、市街化区域であったところを一旦市街化調整区域に編入し、その後土地区画整理事業等が確実になった時点で再び市街化区域に戻すところです。

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↑北東端から西を見ていますが、調整池の周りは造成されて宅地化が進められようとしています。

市街化区域でしたが宅地化が進まない土地が多く存在し、道路・公園等が整備されないままミニ開発等による市街地環境悪化の恐れのあるとされて逆線引きされました。

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2022年4月24日 (日)

新宿西口駅前の明治安田生命ビル解体と企業年金の予定利率引き下げ

新宿駅西口の駅目の前でビル解体の工事が行われています。

既に地上8階建ての建物の姿はなく、地下部分の解体工事が進められています。

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↑敷地北東から見ると、建物がないので景色が変わっていてどこだかわかりません。

明治安田生命新宿ビル、昭和36年(1961)竣工の安田生命本社ビルが建っていたところです。

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↑南東のヨドバシカメラの方から見れば、後ろにコクーンタワーのように西新宿に特徴的なビルがあるので、場所のイメージがわかります。

西新宿一丁目プロジェクトとしてここには新たに23階建てのビルが建てられます。

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2018年には東京都と新宿区が「新宿の拠点 再整備方針」を策定しました。

このプロジェクトは、その方針策定後初の大型開発であり、 新たなまちづくりにおいて先駆けの役割を担うプロジェクトだといいます。

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低層階は店舗や飲食店等のサービス施設、 中層階から高層階は新宿エリアで最大級の規模となる1フロア800坪超の専有面積のオフィスとなります。

生命保険会社は資産運用の一環として不動産投資を行っていますが、業界を取り巻く社会経済情勢には課題もあるようです。

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2020年9月27日 (日)

ソフトバンク本社が入る東京ポートシティ竹芝のロビーフロアとスキップテラスの眺め

前回見た、浜松町駅とはまだ繋がっていない歩行者デッキを海側へ向かい、首都高速道路を越えたところに再開発により建てられたビルがあります。
東京ポートシティ竹芝のオフィスタワーで、40階建て、延床面積は約18万平方メートルあります。
デッキからの入口はビルの3階になります。
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令和2年9月14日にオープンしたばかりで、9階から39階がオフィスフロアです。
ソフトバンク本社が移転して入居することとなっています。
細かくいえば、ソフトバンクグループとソフトバンク、weworkが入ることになっています。
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↑6階がオフィスロビーとなっていますが、こうした中層階のロビーフロアを初めて見た時の驚きを思い出しました。
それまでは、1階か2階がロビーフロアとの思いこんでいました。
経営破綻した山一證券の営業基盤を引き継いだメリルリンチが入居して、2004年(平成16年)にコレド日本橋がオープンした時のことです。
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↑ここは、実際に外にも池があるのですが、床面がキレイなので、まるで中にも池があるようです。
また、正面に見える建物も東京ポートシティ竹芝に関係するものです。
コレド日本橋の時もそうでしたが、商業施設とオフィスは完全に分離されていて6階でエレベーターの乗り換えが必要であり、また、ここにカードゲートや受付があります。
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↑海側の方から見た東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは、下層部には段差があり木々が植えられています。
「スキップテラス」といい、水と緑を感じながら働く新しいワークスタイルを提案しているそうです。
2階から5階までは東京都立産業貿易センター浜松町館となっています。
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↑スキップテラスは当然ながら外に出られるようになっており、南側には浜崎橋ジャンクションを見ることができます。
建物の立つ敷地が四角形ではなく五角形なので、スキップテラス南側からも、また前回見たポートデッキの首都高速道路上からも浜崎橋JCTが見えます。
では、名前に「ポートシティ」とありますから、港と海を見てみます。

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2020年9月20日 (日)

浜松町駅から海岸通りと首都高を乗り越えて、竹芝まで行けるという歩行者デッキはちょっと残念

2020年9月中旬に再開発により新たな東京名所にもなり得るビルができ、ちょうどそこに出かける機会がありました。
浜松町駅から海側の港区海岸一丁目で行われた大規模再開発で、駅からそこまでは歩行者デッキで繋がるといいます。
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↑浜松町駅から行きましたがデッキへの入口がよく分からず、まずそのオフィスタワーまで下の道路を歩いて行き、そのビルの3階からデッキに出て、首都高速に架かる橋から浜松町駅方向を見ています。
つまり、新たに再開発されたのは見えているビルではなく、背中側で写っていないところです。
写しているのは「ポートデッキ」という、浜松町駅から竹芝駅、竹芝埠頭まで約500メートルがバリアフリーで行ける歩行者デッキとなります。
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↑首都高速道路の上を通れますから、南を見ると浜崎橋ジャンクションとレインボーブリッジを見渡すことが出来ます。
↓北を見れば、都心環状線と汐留の高層ビル群が見えます。
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これまでは駅から竹芝埠頭方面に行くには、海岸通りの横断歩道を渡り首都高速道路の下を通らなければ行けませんでした。
それが、こんなにいい景色を見ることができるようになりました。
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↑浜松町駅方向へと少し戻り、振り返って見てみます。
屋根付きで快適に歩行できる空間になっています。
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↑しかし、さらに浜松町駅近辺の方へは柵があり、通行止めとなっています。

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2018年1月21日 (日)

西新宿駅のすぐ近くの成子天神社にある富士塚からの眺めとクランク形状敷地での再開発

地下鉄丸ノ内線の西新宿駅のすぐ近く、青梅街道沿いに100mほどで成子天神社の参道があります。

北に向かう参道の左にはマンションが迫りますが、右側は開発されておらず低層住宅などが並びます。

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奥に見える神門の左右には風神雷神像があります。

つい最近の平成26年に成子天神社全体が再整備されたようで、本殿も含めすべて新しいものです。

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↑さすがに西新宿ということで、本殿の左には先程とは別のマンション、奥にもマンション、右は社務所です。

江戸時代中期より江戸庶民の間で盛んになったという富士信仰のための富士塚がこの敷地内にあります。

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しかも、江戸時代でも明治時代でもない、大正9年(1920年)に築かれたという新宿区内では最後に築かれた冨士塚だといいます。

成子天神社内にあった天神山という小山に溶岩を配して築いたそうです。

3か月前に見た清瀬市中里の富士塚と違うのは溶岩があるところですが、この方がより富士山らしく見えます。

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↑途中からは結構急斜面となり、小さなお子様やお年寄りは危険なので登頂禁止と書かれています。

高さは12mでこれは新宿区内では一番高い富士塚となるそうです。

新宿区登録文化財史跡です。

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↑先程の東側からだけでなく、この西側からも登山道はありますが、こちらも急なので、男坂女坂という区分けでもなさそうです。

それでは、いよいよ山頂からの景色を見てみましょう。

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2016年10月 2日 (日)

いつのまにかロマンスカーは止まるし、ららぽーと海老名も開業もして大きくまちが変貌している海老名

海老名というと、東名高速の海老名サービスエリアがパッと頭に浮かぶほど有名ですが、鉄道の海老名駅の方はイメージが浮かびづらい感じでした。

特に、JR相模線の海老名駅の周囲には何にもないという印象でした。

相模線には昔から海老名駅があったのではなく、国鉄分割民営化直前の昭和62年(1987年)3月に海老名駅が開業したのです。

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↑その何もなかったはずの駅前に、大きな「ららぽーと海老名」ができており、びっくりしました。

この辺り16haは、元は開発することができない市街化調整区域でしたが、平成24年12月に市街化区域に編入され、鉄道用地を除く14.1haの区域を対象に、海老名駅西口土地区画整理組合が行われてきました。

そのうち約3haが大型商業施設として、平成27年10月にららぽーと海老名として開業しました。

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このJR相模線の海老名駅と小田急線・相模鉄道の海老名駅とは200mほど離れています。

幅4mの屋根なしの通路はありましたが、これが同じく平成27年10月に新しい「海老名駅東西自由通路」が完成しています。↑

幅も12mと広くなり屋根も付けられましたし、一部、動く歩道もありました。

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この自由通路の周囲はJR相模線と小田急線に囲まれた広いエリアですが、ここでも再開発が予定されています。

3.5haの敷地で小田急電鉄の所有地のようで、同社による再開発が平成27年8月に発表されています。

住宅エリアと賑わい創出エリアにわけて計画されています。

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↑JRから小田急線に向かって左側(北東側)には商業施設とオフィスが計画されています。

この下の写真の風景を見ていたら、なんか10年ほど前の記憶が頭の片隅によみがえってきます。

↓右側(南西側)にはサービス施設と高層分譲マンションが計画されています。

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茅ヶ崎海岸から車で帰るため、当時は圏央道も開通していないので、県道46号線相模原茅ヶ崎線(産業道路)を北上して、この辺りを通りました。

すると、道が急に狭くなり、何もない田んぼの真ん中で踏切を渡った記憶が残っています。

あれがこの海老名だったのでしょうか。

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