渋谷にあると思えないほど土偶や埴輪や土器がいっぱいで静かな環境の國學院大學博物館
目的地の博物館は、渋谷駅から歩いて10分ちょっとで道はわかりやすく、六本木通りを東に向かい、実践女子大学と青山学院初等部の間の道を右に曲がったところにあります。
ところで、渋谷駅周辺では再開発工事の真っ最中なので、行くたびに景色が変わっていきます。
この日も駅から歩道橋で明治通りと六本木通りを渡り、渋谷警察署側に行くつもりだったのに、歩道橋が繋がっておらず、2つの歩道橋のために2度も階段を登ることになりました。
↑國學院大学学術メディアセンターの半地下に「國學院大學大学博物館」があります。
この学校名の「國」も「學」も旧字体であることを初めて知りました。
また、この学校の母体は明治15年(1882年)に創立された皇典講究所であることも知りました。
↑入口を入っていきなり火焔型土器があります。
レプリカですが、手に触れることができるので、3kgという重さや手触りのザラザラ感も味わうことができます。
この新潟地方で出土する火焔型土器を東京オリンピックパラリンピックの聖火台にしようという運動が行われていることも初めて知りました。
↑縄文時代の土偶があります。
考古学はまさに文字のない時代のことを、発掘された物から読み解くものですが、土偶には興味引かれます。
主に祈りのために作られたようですが、何千年も前の人達は何を思い、こんな顔や形のものを作ったのかと思うと面白いです。
↑ここには予想以上多くの展示物があり、土偶も破片のような一部しかないものも多数置いてあります。
見れば見るほど不思議です。
この博物館は、考古、神道、校史の3つがテーマとなっており、撮影可能なものと不可能なものが区別されており、考古ゾーンは撮影できます。
↑縄文式土器も多過ぎて全部見ることができないほどです。
別のところには弥生式土器もたくさんあります。
土偶と土器のハイブリッドのようなものもありました。
↑中央にあるのは「挙手人面土器」で、身体の形をした土器で胴部に顔面、口縁部に腕を模した一対の突起があります。
予想外なことに、縄文時代ではなく、古墳時代前期の4世紀のものといいます。
古墳時代ものとしては、埴輪がありますが、大きさに驚かされました。