鑁阿寺と足利学校のある足利市(後半)
前回の続きですが、栃木県足利市に来ています。
ここには、鑁阿寺(ばんなじ)という、室町幕府をつくった足利家の居宅跡に建てられた足利家の氏寺があります。
敷地の四方には堀と土塁が張り巡らされていて、東西南北にある橋を渡らなければ中に入れません。
南側には太鼓橋と楼門があります。
中に入ると、正面に本堂(大御堂)です。
鎌倉時代の建久7年(1196年)に建てられ、雷火のため正安元年(1299年)再建されたもので、国宝、国重要文化財に指定されています。
すぐ西にある経堂(一切経堂)は室町時代の応永14年(1407年)に建てられたもので、こちらも国指定重要文化財です。
足利氏宅としては平安時代の末期にあったようです。
ここは国の史跡に指定されています。
このすぐ近くに、もう一つ国指定の史跡があります。
足利学校です。
創建は奈良時代説、平安時代説、鎌倉時代説など様々あり、定かではないらしいですが、16世紀中ごろにはフランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学」として、西洋にも紹介されました。
日本最古の大学で、ここから日本の学校教育が始まったとのことです。
江戸時代中期の姿に復元されています。
外から見ても、非常にきれいに復元されているのがわかります。
きれいすぎるな、平成になってから復元されたものを見ても仕方ないかなと思い始めました。入場料は400円です。
結局、ここから先には入りませんでした。
後から調べたら、奥にある門は学校門といい、江戸時代の寛文8年(1668年)に創建されたものだそうです。
すべてが平成になって作られたものでもなかったようです。
何で旅先でほんの400円をケチったかなあと、ちょっと後悔です。
なお、足利市内にはこの2か所以外にも所々にきれいな街並みがあります。
元銀行の現在の商工会議所もなかなかいい建物です。
また、法楽寺は銀閣寺(慈照寺)を模して再建されたそうでそっくりです。
さすが、足利氏のまちです。
そして、やや町はずれに運動場や体育館、市民会館とともに栃木県立足利図書館があります。
えっ県立?と思いましたが、足利市には市立図書館がないようです。
そして県立図書館は、県庁所在地である宇都宮市と、なぜかこの足利市の2か所あるようです。
残念ながら、月曜日で休館日なので中には入れませんでした。
図書館入り口前には、バカでかい都市計画記念碑が建っていました。
確かにこの辺りは公共施設が集中して整備されているし、街中も東西南北にきれいに街路が整備されていました。
市としては、図書館よりも都市計画、まちづくりに重点を置いているのでしょうか。
この日は、夏休み中には平日も使える「休日お出かけパス」を使って、この足利駅まで来ました。
片道1890円の距離なので、割安にjなりました。、ある程度遠いところに行くにはお得です。
青春18きっぷを買うかも迷いました。11500円で5回使えますから1日あたりは2300円とさらにお得です。
でも、9月10日までに5回出かけられるか微妙でしたので、やめておきました。
ところで、自転車についてはレンタサイクルのママチャリの旅でしたが、内装3段変速は思ったより使いやすく良かったです。
いつもとは様子が違うので、昼食前は自転車の走行距離の計測を忘れていましたが、途中からでは走行距離13.36km、平均時速19.4kmでした。
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