金比羅山の立派な天狗岩と金比羅公園と山との行先標識板での混乱
JR五日市線の終点五日市駅から気軽に歩いて行ける金比羅山に登ります。
あきる野市五日市出張所という合併前の町役場だった建物前などを歩きます。

↑登山道入り口まで20分程です。
旧五日市町の中心市街地を通りながら、秋川市との合併から30年も経つと書かれていて時の流れの早さに驚かされました。

↑山として軽く見ていたため、想像以上の林の中の坂を登り、400メートルを少し越えた辺りで展望が開けます。
先程いた学校などのある五日市市街が眼下に見られます。
五日市駅で標高は180メートルほどでした。
西秋川衛生組合のごみ処理工場も目立ちます。

↑ここの分岐点に東京都設置の行き先標識板があり混乱したですが、事前のネット情報によると金比羅山は表示の左ではなく、右に行った方がいいというのです。
実際に右に行ってみました。

↑少し遠回りしながら、とりあえず、金比羅公園として東屋やトイレの整備されている443メートルのところで休憩します。
夕方近くから雨が降るかもしれないという天気予報でしたが、昼ごろから降ってきました。
霧に包まれている感じで、麓の方から見れば雲の中なのでしょう。

↑屋根のついた東屋のお陰で助かりました。
昼食を兼ねて1時間近くいましたが、雨も止んだようです。
琴平神社もある、ここ金比羅山公園が一般的には金比羅山とされているいるようで、東京都の案内標識板もこちらに誘導しています。

↑ 琴平神社は五日市村名主が讃岐の金比羅宮を勧請し、阿伎留神社の神主が山上に鎮祭したと伝えられています。
年代は不詳ですが江戸時代以降のようです。

↑磐座があるということなので探してみると、来る途中に素晴らしい岩壁と撮影していたところでした。
社殿の真後ろに磐座があるわけではありませんでした。

勧請の経緯からも琴平神社の御神体ということではないようで、もっと古くから巨岩として信仰されているようです。

いくつもの岩があるので近くまで登ってみました。
天狗岩と呼ばれており、石像もありました。
写真ではありませんが祠もあったようです。

金比羅山の山頂自体は公園や天狗岩から少し西にあります。
日の出山や御岳山へのルートを進んでいく途中、少し戻るような角度で斜面を登った先です。

標高は公園より少し高く468メートルですが、こちらは眺望はありません。
あえて探さないと、ちょっとわかりづらいところにあります。
こうなると、金比羅山に登ったという実感は金比羅公園の方が残るので東京都の案内標識も理解はできます。

五日市駅から1時間掛からずに行くことのできる、ぷち登山として金比羅山はいい山でした。
JRは五日市駅からもっと先まで路線を伸ばせばいいのにと思いもしますが、休日しかニーズがなく無理なことでしょう。
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