ハイキングのまち越生の100メートル毎に登っていく大高取山
越生町はハイキングのまち宣言をしているということで町役場前には大きな看板もあります。
公民館と共用のこの駐車場も、越生駅から遠くないのですが無料で停めることができます。
ここは標高77メートルほどです。

↑西にある大高取山を目指しますが、まずは右上に見える白い建物に向かって登ります。
さくらの山公園の彼岸花(曼珠沙華)咲く中を進み、次に階段を上ると「世界無名戦士之墓」があります。

昭和30年(1955)に建てられたもので、有形文化財として国に登録されています。
第二次世界大戦で亡くなった将兵を敵味方の区別なく追悼する戦没者慰霊塔です。

↑標高176メートルの大観山山頂に立地しており、上からは東向きに景色が見られます。
主に公園でしたが100メートルほど登ってきたことになります。

↑ここから登山道という雰囲気になりますが、周辺の山々でよく見かける岩石がここにもあります。
どうやらチャートのようで放散虫などの動物の殻や骨片が海底で堆積してできた岩石です。

↑やがて、少し広くなり西山高取、標高271メートルに到着です。
ここも100メートルほどで一つの区切りです。

↑南東に眺望が開けていますので景色が見られます。
武蔵、多摩の山に登ると、西武ドームはどこからでも目立つので見えますし、しかもここまでの距離感を実感することができていいです。

地図を再確認せずに、大高取山まではあと少しと思い込んで再び登りはじめましたが、予想外に結構ここからかかりました。
↑途中でルートは二つに分かれていますが、どちらも大高取山に行けるようです。
あえて「山道」と書いてある左ルートを選びました。

↑これまでと同様の主に針葉樹の林の中を歩いてきて再び合流しますが、特に山道と強調するようなところでもありませんでした。
復路は逆の右ルートを試してみます。

事前に見たガイドブックには、最後の方に急登があると書かれていました。
↑その急登がいよいよあるようです。
木の根があるので急斜面でも足元が滑りはしないのですが、間隔が狭く歩きづらいところはあります。
そして、いよいよ大高取山山頂です。

標高376メートルで、やはり東の越生の町もこれまでとは見え方が違います。
77メートルのところから176メートル、271メートル、そして376メートルときましたが、最後の100メートルがやはり山登りらしい感じでした。
西側も見ることができ、越生アルプスが見渡せます。

左から越上山、顔振峠、右には関八州見晴台を見ることができます。
下山は先ほど通らなかった右ルートから行ってみました。
分岐点の表示によると、こちらのルートには「白石様」があると書いてありました。

↑祠か何かだと思い探しても見つからず、ちょっと不思議な岩がいくつも置かれているところがあり写真は撮りました。
石灰岩の露頭が白石様と呼ばれているとのことなので、これが白石様かと思われます。
大高取山は越生駅や町役場のあるところから気軽にぷち登山できるいい山でした。
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