ネーミングが上手かったロックガーデンと七代の滝と綾広の滝めぐり
気温35°C以上の猛暑日が続くなか、ぷち登山が気軽に出来そうなところを探しています。
標高の高いところからのスタートということで、ケーブルカーのある御岳山に行くこととしました。

実は意外と不便で、JR青梅線御嶽駅からはバスに10分乗り、ケーブル下バス停から少し歩いた上で、標高407メートルのケーブルカー滝本駅から出発します。
↑一気に6分で標高831メートルの御岳山駅に到着、バスとケーブルカーは340円と900円といわゆる観光地価格です。
ただし、予想通り気温は明らかに違って暑くはありません。

↑929メートルの御岳山頂の武蔵御嶽神社に参拝した後、少し下った長尾平分岐がまず考えところです。
青梅市によるマップによる、ロックガーデンや綾広の滝を巡る「御岳山ぐるりコース」ではあえて七代の滝はコースから外れています。

マップ上、通る道には急坂注意、鉄ハシゴと書かれており、現地の案内表示板にも急坂注意とあります。
ここの標高は870メートル程で綾広の滝は700メートル位のようです。
とりあえず下り坂だと行ってみましたが、確かに急坂ではありました。

↑七代の滝に到着です。
ナナヨと読むようですが、ここで滑落事故があったそうでその注意看板がありました。 <pただし、昼時だったこともあるのか結構多くの人は休憩しています。

↑大小8つの滝があり最上段から落差50メートルといいますが、上の方から見てもちょっとわかりにくいです。
ここからは登り坂になります。

↑鉄ハシゴとか鉄階段というのがありました。
確かに長くは続きますが、山登りの人からすれば特に問題にはなりませんが、散歩の人に対しては通るために注意喚起が必要なのでしょう。

↑急坂も登り終えると、推奨ルートとも合流して天狗岩です。
鎖で岩に登ることが出来ます。
距離は短いながら途中で曲がり角もあり、特に下りには注意が必要です。

岩の上には天狗像と祠がありました。
七代の滝から上流に向けて1、5キロの川沿いの散策路がロックガーデンとされています。

いいネーミングで、猛暑日の続く暑い中、行ってみたいと思わせる涼しげなイメージがあります。

苔生した岩、流れてくる水の流れ、気温も暑さを感じさせない体感です。

途中にあった広めの休憩所では子どもたちのグループがいましたが、山の斜面に動物がいたため、引率の大人も交えて熊だ鹿だと大騒ぎでした。
実際に奥多摩町で熊の被害も出ていますから山歩きは心配です。

↑お浜の桂という元禄年間(1688〜1704)の樹齢300年以上の木がこんな岩場にあります。
高さ38メートル、幹回り4メートルあり、小説「大菩薩峠」に登場するお浜さんに因んでいるようです。

↑すぐ近くに落差10メートルの綾広の滝があります。
この日は水量は少なく滝に打たれるという感じではありませんでした。

この辺りがロックガーデン出口で、門柱らしきものや「岩石園」という表示もありました。
というか、こちらが入口なのでしょう。
昭和10年(1935)に東京府が整備した「岩石園」、ロックガーデンと呼ばれるようになって、イメージはだいぶ向上したと思われます。
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