唐沢川堰堤と旧上州道経由での入間川への合流付近まで
飯能市の阿須丘陵を流れる唐沢川上流部に行った話しの続きです。
橋などが必要がない小川でありながら、雨の翌日には渡るのに一苦労なのですから、台風やゲリラ豪雨の時は大変でしょう。

里山を流れる川ですから土石流が下流にいってしまうのを防ぐ堰堤(砂防ダム)があります。
↑上流側から見ると、やはり濁った多くの水が貯まっています。
堰堤の下流側に行こうとすると、また通路を横切る水が行手を塞ぎます。

左から右側にあるダム池に向けて水が流れていきます。
ここは道幅が広いですが、下流から唐沢川沿いに車でここまで来られるように道がなっているようです。
下流に向けては勢いよく、滝のような音を立てて水が流れています。

さて、阿須丘陵七国コースはこの先8番から南西に坂を登り七国広場を目指すこととなっています。
雨がポツポツ降ってきたことと出発が遅かったためもあって薄暗くなっていることから、自分に甘くショートカットすることとしました。

↑旧上州道近道という方に向かい14番でその旧上州道に出ます。
それでも標高142メートルであった8番から198メートルの14番に向かうため、結構な登り坂です。

倒れて折れ曲がっている木々もあります。
やがて尾根道らしき旧上州道と合流しました。

前回に掲載したコースマップによると、「昔は川越方面から青梅や多摩川の奥地方面へ、また武蔵国の南部から飯能や秩父、さらに西関東の山の辺りを経て北関東へ通じる、だいじな道すじ」だったということです。

多少のアップダウンはあるものの、さすがに歩きやすい道です。
↑途中にはいくつか北に向けて斜面を下っていく道もあります。
いい道なのですが、スタートからここまで一度も周辺の景色を見ることが出来ませんでした。

↑それがゴール間際になって見渡せる場所が送電線の鉄塔のあるところにありました。
見えているのは北方面で飯能駅や東飯能駅周辺の市街地です。
三角点があり標高139、8メートルですから、もう少し高い位置からの眺望が望めると有難いです。

ようやく16番でゴールで、振り返って見えている石碑は西川古流誕生の碑です。
八王子車人形の初代西川古流が飯能出身だそうです。
ショートカットしましたが、ゆっくりペースだったせいか2時間以上かかってしまいました。

↑最初に通った八高線鉄橋を越え、唐沢川の最下流を見てきました。
このすぐ先で入間川に合流します。
堰堤がなければこちらまで土石が流れてくる可能性もあり得ますから、備えは重要なのでしょう。

↑すぐ近くにある、一年前には渡った入間川の沈下橋である流れ橋に来たら通行止めとなっていました。
大雨の際に流されてしまったのか、老朽化による架け替えかは不明ですが、木製の橋梁はなくコンクリートの基礎だけがありました。
自然の力、水の力を改めて感じました。
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