行きルートほど注目されないが帰りルートの岩にも魅力ある石老山
相模湖近くにある石老山は巨大な奇岩怪岩で有名な山です。
標高205メートルの石老山登山口のバス停から702メートルの山頂まで、様々な岩を見ながら登って行けます。
ゆっくりペースで2時間弱で石老山山頂です。

↑相模原市による標高702.8メートルの石老山山頂という標識柱、神奈川県による東海自然歩道の説明板にも同じ数値です
しかし、「藤野町15名山」としての石老山は標高694.3メートルもありました。
どういうことだろうと不思議でしたが、下山に向けて少し進むと答えらしきものがありました。

↑三角点があり、石老山三角点694、3メートルと書かれた木板が置かれてというよりは落ちていました。
石老山は藤野町と相模湖村の境界にありましたが、どちらも相模原市に吸収合併されています。
藤野町にとっての頂上はこの高さだったのかもしれません。

↑相模湖観光協会のハイキングマップのコースで行ったのですが、行きがほぼ登り坂だったので、帰りは下り坂だけの軽いものだと思っていました。
しかし、帰りも結構アップダウンがあり、下る一方でもありませんでした。

やがて思ったより小ぶりである大明神がありそこにベンチもありましたが、さらに大明神展望台は少し先にあります。

↑意外にも頂上からは1時間近くかかり大明神展望台に到着しました。
ここでは眼下に相模湖湖が見られます。

↑帰り道へと進むと、この分岐は初めてくる人には難しく、右から下ってきた登山者はコース通りだと思い、標識に従い左斜めに向かっていきます。
少し行くと、登り坂で見かけたような巨岩があり案内板はないものの、それなりにいい岩です。

ところで、GPS情報によるとコースから外れているようです。
先程の分岐点まで戻ると、右の木に直進すると東海自然歩道と目立たない表示もありました。
矢印通りに進むと、マップにあるチャレンジコースの方に誘導されてしまっていたようです。
あえてチャレンジすることもないかと、東海自然歩道の方を進みました。

↑マップに書かれているように、岩のゴツゴツとした深く暗い谷に向けて「急な下り坂」があり、しばらく下ってから振り返って見上げてみました。
苔生したいい岩です。

大雨などで土石流で流されきたようなところもあります。
チャレンジコースではないけれど、坂も急だし足元も歩きづらく、かなりチャレンジングです。

案内板の件からも相模原市としては、こちらの東海自然歩道の通行をあまり推奨していないのかもしれません。
林道に出て、キャンプ場横を通って一般道に出るところのゲートも、「ここを登山者は通ってもいいよ」的なニュアンスを感じました。
キャンプ場施設のトイレなどを勝手に使う人がいたのかもしれません。

やたらと途中表示板の進行方向に「ねん坂」とあり、石老山にある坂の名称かと思っていましたが、麓の地名でした。
↑ねん坂から石老山を振り返って見ていますが、漢字では鼠坂と書くことにも驚きました。

コース通りに「さがみ湖MORIMORI前」(元プレジャーフォレスト前)バス停から相模湖駅までバスで帰ろうとしたのですが、行ってしまったばかりのようで結構待つこととなりそうです。
まだ少し余力もあったので駅まで歩くくととしました。
↑相模湖湖畔の嵐山洞門も歩いて通ることができました。
すぐ先の写真にも写っている相模湖大橋でバスには抜かれましたが、45分ほどで相模湖駅に到着しました。
.
.
.
« 唐沢川堰堤と旧上州道経由での入間川への合流付近まで | トップページ | 真光寺緑地から眺めを見ながら広袴神明特別緑地保全地区へ »
「55神奈川県」カテゴリの記事
- 寺家ふるさと村の谷戸田と都史跡の家型横穴墓群や切り通し(2025.10.05)
- 行きルートほど注目されないが帰りルートの岩にも魅力ある石老山(2025.06.22)
- 近いようで遠い藤野の難読でしかもヤマビルが多くいた葛原の金剛山(2024.11.03)
- ネーミングライツのアクアリウムさがみはらと高台にある山門の立派な宗祐寺(2024.03.17)
- 小田急多摩線の田名への延伸計画と田名八幡宮の微妙な時期の改称(2024.03.10)
「ぷち登山」カテゴリの記事
- 大滝白滝不動滝の三滝と白雉創建という高山不動尊の大イチョウ(2025.10.26)
- 草戸山から城山湖に向かえず榎窪山は全く眺望なし(2025.10.19)
- 金比羅山の立派な天狗岩と金比羅公園と山との行先標識板での混乱(2025.09.28)
- ハイキングのまち越生の100メートル毎に登っていく大高取山(2025.09.21)
- ネーミングが上手かったロックガーデンと七代の滝と綾広の滝めぐり(2025.08.31)
« 唐沢川堰堤と旧上州道経由での入間川への合流付近まで | トップページ | 真光寺緑地から眺めを見ながら広袴神明特別緑地保全地区へ »

コメント