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2025年5月25日 (日)

地下トンネルからたまに出てくる武蔵野南線での多摩丘陵の複雑な地形

東京近郊をぐるっと回るJR武蔵野線ですが、乗客は府中本町駅から南の川崎方面には南武線に乗り換えます。

貨物列車はトンネルばかりの別ルートで、新川崎駅近くまで地下を走っています。

Img_5930a

たまに地上に線路が見えるところもあるので、どんな地形かも含めて見てみました。

↑稲城市向陽台で多摩尾根幹線道路が通っているところです。

(↓国土地理院地図より)

Nanbukamotsu

その路線は、府中市から多摩川を渡って川沿いに南東へと向かう南武線とは離れて、多摩丘陵へと1.6キロほどの第二稲城トンネルに入り次に外に出たところです。

トンネルは城山公園や米軍多摩サービス補助施設の境界辺りの下を通っています。

Img_5932a

↑その真上の城山公園から北へ多摩川の是政橋を見渡して見ました。

標高135メートルあり、多摩川からここに向けては一気に高くなります。

Img_5907a

それが谷戸があったところで低くなり、道路には竪谷戸大橋が架かっていて、その下に武蔵野南線または武蔵野貨物線と言われている線路が見えます。

↑堅谷戸大橋から見るとよくわかりますが、トンネル出口は二重のような特徴のある形となっています。

Img_5912a

↑ここだけ谷戸となっており、140メートルほど外に出るだけですぐに第一稲城トンネルに入ってしまいます。

ここの尾根幹線道路は上り下り1車線ずつが、少し離れた2本の橋梁となっています。

Img_5925a

↑それを4車線化するため、中央部分に4車線の新しい橋梁を建設し、既設の2本は歩道として活用する工事が進められています。

次に、第一稲城トンネル入口真上の道路からフェンス越しに線路を見てみました。

Img_5918a

尾根幹線道路の先は向陽台の住宅地や城山の下で第二トンネルですから、線路は見えなくなっています。

南への線路の行方を追って少し歩くと、すぐまた下り斜面となります。

Img_5919a

↑わかりづらいですが、中央左右方向に京王相模原線の線路が見えています。

第一稲城トンネルは200メートルほどの長さで外に出ると、三沢川が流れる低い地面となります。

Img_5923a

↑三沢川から振り返ると急坂から出てきています。

そのため、武蔵野貨物線はトンネルから出ると高架橋で高い位置を通っています。

この先、京王相模原線を稲城駅近くで跨いで短い百村トンネルの後は、長い長い生田トンネルに入ります。

Img_5922a

土地の全体像が見られるかと、城山公園に戻りファインタワーの展望台から南の方を見てみました。

Img_5900a

手前の木々が城山公園で、その下の第二稲城トンネルを写真中央を左右に通る尾根幹線道路のところで線路は一回出てきます。

すぐに第一稲城トンネルに入り、高圧鉄塔と重なるような位置で高架橋で京王線を越え、短いトンネルの後、その先の森の下に入っていきます。

多摩丘陵も多摩川への谷戸がところどころあり、見応えのある地形であることが改めてわかります。

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