地下トンネルからたまに出てくる武蔵野南線での多摩丘陵の複雑な地形
東京近郊をぐるっと回るJR武蔵野線ですが、乗客は府中本町駅から南の川崎方面には南武線に乗り換えます。
貨物列車はトンネルばかりの別ルートで、新川崎駅近くまで地下を走っています。

たまに地上に線路が見えるところもあるので、どんな地形かも含めて見てみました。
↑稲城市向陽台で多摩尾根幹線道路が通っているところです。
(↓国土地理院地図より)

その路線は、府中市から多摩川を渡って川沿いに南東へと向かう南武線とは離れて、多摩丘陵へと1.6キロほどの第二稲城トンネルに入り次に外に出たところです。
トンネルは城山公園や米軍多摩サービス補助施設の境界辺りの下を通っています。

↑その真上の城山公園から北へ多摩川の是政橋を見渡して見ました。
標高135メートルあり、多摩川からここに向けては一気に高くなります。

それが谷戸があったところで低くなり、道路には竪谷戸大橋が架かっていて、その下に武蔵野南線または武蔵野貨物線と言われている線路が見えます。
↑堅谷戸大橋から見るとよくわかりますが、トンネル出口は二重のような特徴のある形となっています。

↑ここだけ谷戸となっており、140メートルほど外に出るだけですぐに第一稲城トンネルに入ってしまいます。
ここの尾根幹線道路は上り下り1車線ずつが、少し離れた2本の橋梁となっています。

↑それを4車線化するため、中央部分に4車線の新しい橋梁を建設し、既設の2本は歩道として活用する工事が進められています。




















