白銀平展望台と富士山と御師岩のある旧高麗川村だった日高市平沢地区
日高市は以前は日高町で、高麗村と高麗川村が合併してできました。
古くから高麗神社のあった由緒ある地名ではあるものの当時は何かと面倒だったでしょう。

旧高麗川村であった北平沢に、白銀平とか富士山というのを地図で見かけたので行ってみました。
車だったのですが、近くのゴルフ場に停めるわけにもいかないので、高麗川沿いの市の駐車場から歩きました。

↑20分ほど歩いて一般道から斜面の砂利交じりの道に入ります。
白銀平展望台までさらに20分ほどかかるようです。

↑坂の途中に鳥居がありますからこの奥の御師岩に行ってみます。
富士山頂の浅間神社の神域にあり、富士講の行者は山中にある美音の滝で身を浄め、この岩に登りみそぎを行い浅間神社で祈祷をしたといいます。

↑ここには下浅間社の祠があります。
御師岩の上に立ち、足踏みすると不思議な音色が聞こえるそうです。
ここから直接富士山頂へ行けるようですが、まず少し戻り白銀平に行くこととしました。

↑途中には、白銀観音がありました。
ゴルフ場建設のため麓からここに移されたそうですが、紀年銘は天和2年(1682)とあります。

↑やがて、白銀平との表示板があり、埼玉の自然百選とも書かれています。
白銀平は昭和41年(1965)埼玉県立奥武蔵自然公園の一部として休息所を設けた事に始まる、関東平野を一望できる風光明媚な名所とのことです。

↑短い石段の先は海抜195メートルとの表示板があり、構造物の展望台があります。
白銀平は「全山岩山で春になると岩山特有の紫色のミツバツツジが咲き誇り、崖には馬酔木(アセビ)の白花が新緑に映え、あたかも白銀色の花房を微風に流している様にみえるところから昭和三十六年六月に白銀平と命名された」のだそうです。

見晴らしは確かにいいです。

こちらからも富士山山頂に行けるはずなので、行ってみました。
思った以上の急斜面です。

段差は登る時に疲れるので横の斜面を歩いたら、滑りやすい土質で転んでしまいました。
そして、山頂に到着です。

富士山頂は標高221メートルで、浅間神社があります。
この祠も天和元年(1681)と江戸時代の紀年が刻まれています。

↑麓まで下りると平沢天神社があります。
こちらは平沢地区の鎮守です。
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