フォト
無料ブログはココログ

ポタリングブログのランキング

« 加治丘陵の新久高台にある八坂神社からの景色と丘陵からの見え方 | トップページ | 多摩市の最高地点は天王森公園、多摩市の最高地点は本当に見晴らし広場? »

2025年3月 9日 (日)

ちょっと想定とは違う形ではありながらも復活するという首都高速の羽田可動橋

首都高速1号羽田線で都心部へ向かう際、羽田トンネルから出ると昭和島ジャンクションがあります。

トンネル出てすぐ、大森南から昭和島へ渡るところは運河を越える橋梁形態となっています。

Img_5591a

↑首都高沿いに大森南側から見ると、橋の下に小さく羽田空港の飛行機も見えています。

ここを南に沿って遊歩道があり歩いて行ってみました。

Img_5594a

↑羽田トンネルに入るため首都高は見えなくなるかと思われますが、高架は南へと続きます。

高架下の運河越しに駐機している飛行機が間近に見えるところまで来てしまいました。

Img_5596ua

実はこの高架は羽田可動橋への道路です。

平成2年(1990)当時はまだ、羽田空港拡張前で湾岸線の空港中央出入口もないため、羽田トンネルは混雑しており渋滞緩和のため、羽田可動橋は造られました。

Img_5598a

羽田空港の西側には海老取川(運河)があり、そのため羽田トンネルがあるのですが、そのすぐ隣りには東京モノレールのトンネルもあり、首都高速道路を増設することはできず橋梁形式としました。

ただし、立地上、飛行機の空港離発着の妨げとなるような吊り橋や斜張橋は建設することが出来ません。

Img_5599a

運河には大型船の通行もする必要があったことから、旋回方式の可動橋となったそうです。

首都高を北へ向かう上り方面の羽田入口(現在の羽田西入口)から入った車用の一方通行でした。

Img_5600a

しかし、湾岸線の空港中央出入口が出来てからは、こちらの空港西入口からの通行量も減り、平成10年(1998)からは使用停止されています。

入る車は羽田トンネル手前で合流してトンネルを通っています。

8年間しか使われなかったとのことですが、ここを車で通行したり、ここに来て外から橋が動くところを見たかったものです。

Img_5604a

土木インフラの老朽化が心配されている昨今、そんな羽田可動橋が再びクローズアップされています。

首都高速道路により令和4年(2022)12月と6年(2024)1月に首都高速道路の更新計画がプレスリリースされています。

↓(以下3枚 首都高速道路HPより)

Koukuu

羽田トンネルの損傷状況への対策として、中床版の取替え等の抜本的対策を実施することとしています。

そのため、大規模更新工事中の迂回路として、運用停止中の羽田トンネルバイパス路(羽田可動橋を含む)を活用します。

Minaoshi

工事後は迂回路を上り本線3車線とします。

トンネルは下り専用となるということです。

当然、可動橋ではなくなってしまいますが、無用の長物としていずれ撤去されてしまうよりは良かったのではないでしょうか。

Step

↑ただし、施工ステップを見るとかなり大変そうです。

完成予定日は特に記載が見当たりませんでしたが、結構かかりそうに思われます。

.

.

.

 

« 加治丘陵の新久高台にある八坂神社からの景色と丘陵からの見え方 | トップページ | 多摩市の最高地点は天王森公園、多摩市の最高地点は本当に見晴らし広場? »

土木」カテゴリの記事

11東京23区」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 加治丘陵の新久高台にある八坂神社からの景色と丘陵からの見え方 | トップページ | 多摩市の最高地点は天王森公園、多摩市の最高地点は本当に見晴らし広場? »