多摩稲城の高地で集中してあるアンテナ鉄塔と高低差による見渡し
前回見た多摩市最高地点である天王の森周辺にいて、いつのまにか着いた稲城市見晴らし広場も稲城市最高かと思われるところでした。
この広場すぐ北には、パラボラアンテナのついた大きな鉄塔があります。

東京都防災行政無線の多摩稲城中継所です。
防災行政無線には中央と都道府県と市町村のものがあり、身近なのは各区市町村では夕焼け小焼けを流したりしているものです。
また西側には都水道局連光寺給水所の二つの給水塔もあります。
この広場を少し離れて振り返ってみます。

↑前を通る都道137号線を南に行った天王橋の向こう側から見てみました。
鉄塔は二つ見え、奥が先ほど見たもので、さらに手前にもパラボラのついた形の異なる大きな鉄塔があります。
東京ガス多摩ガバナステーション鉄塔で、ここにはデジタルテレビ永山中継所も併設されているようです。

↑天王橋を渡ると、多摩よこやまの道入り口があります。
よこやまの道は多摩丘陵の尾根道で、古代の幹線道路が通っていたところです。

万葉集で多摩丘陵が多摩の横山と呼ばれていたことで名付けられています。
ここが東端で南多摩尾根幹線に沿って約10キロの遊歩道が整備されています。
↑「多摩よこやまの道」パンフレット(多摩市)より

西端の辺りには以前行ったことがありますが、いずれ全線を通して歩いてみたいと思っています。
ここ、丘の上広場から二つの鉄塔や給水塔を見てみます。

どちらも周囲より高いところに立地するという利点を活かすためにあります。
ここから多摩東公園、馬引沢公園を通り北へ向かいます。
高低差のある地形のところを開発したのですが、さすが多摩ニュータウンとして大規模に行われたので、歩車分離が徹底していて気持ちよく歩けます。

↑車の通行する道路を跨ぐ元気橋からも給水塔や鉄塔は目立ちます。
やがて大きな公園である都立桜ヶ丘公園に着きました。

7年ほど前に、聖蹟桜ヶ丘駅の由来との関係も知りたくて、聖蹟記念館を見に来たことがあります。
↑こんなに広い芝生のあるところという印象はありませんでした。
丘陵の中を進むと、宇宙桜があり、ウチュウではなくソラと読むそうです。

平成20年(2008)にスペースシャトルが日本の桜の種を搭載して宇宙に出発、翌年に若田宇宙飛行士とともに地球へ帰って来て、桜ヶ丘公園にそのうち5種類の宇宙桜が植樹されています。
↑ここにあるのは、ひょうたん桜だそうです。

↑都立桜ヶ丘公園と多摩市立連光寺公園が隣接しており、ここは連光寺公園の梅です。
別管理ですが案内図上2ヶ所の通路があるようで、片側から入ったのですが、もう一方の通路が探しても見つかりませんでした。
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