加治丘陵の新久高台にある八坂神社からの景色と丘陵からの見え方
前回から見てきた仏子駅周辺から加治丘陵の間の坂を登ったところの続きになります。
小谷田と新久の境界の坂道を北へ下った後、西寄りのいちょう通りで南へ上がってきました。

さらに、八坂神社前バス停からヘアピンカーブのように北へ向きを変えて高台へ上がります。
↑八坂神社鳥居が右側にあります。

↑ここで南を振り返ると、住宅街とともに西には開発されていない加治丘陵の木々や芝生のような斜面が見えます。
神社は辺りを見下ろすような位置にあるということです。

ここは入間市大字新久ですが、江戸時代には新久村で、神社は牛頭天王社として村の鎮守社でした。
新たに新田開発されたことに新久という地名は因むといいます。
今ではすっかり住宅街となっています。

創建は不詳ですが建仁年間(1201〜04)に創建された龍圓寺の鬼門除けとして祀られたといいます。
社殿は新しくきれいで、あえて見せるコンクリート壁が割といい雰囲気を出しています。

拝殿と本殿に分かれた立派なものです。
本殿扉の装飾金具も金色に輝いています。
標高は154メートルでこのすぐ右側つまり東側は大字小谷田になります。

先程のいちょう通りまで下り、向かい側に見えた芝生のあった高台を目指します。
↑住宅街に行く道とは別に、旧サイクリングコース、桜山展望台へという遊歩道があります。

↑道を登って行き芝生のあったところで振り返ると、中央やや右寄りの擁壁の上が新久八坂神社です。
遊歩道をさらに進むと、仏子駅から桜山展望台へ向かう南コースと合流します。

ここが新久の西境で標高は172メートルほどになります。
ここは開発させておらずヒノキ林の中のコースとなっていますが、入間近郊緑地保全区域となっているようです。

コース沿いの林の中にはフェンスに囲まれた部分もありますが、図を見ると武蔵野音楽大学の敷地ながら校舎等を建てずに林として保有している部分のようです。
有難いことです。
前にも行きましたが、ここまできたので桜山展望台まで行ってみました。

標高189メートルで20メートルの高さがある展望台からはやはりいい眺めでした。
ただし、209メートルから東を見ても木々の高さがあるため、先程いた新久の方は見えませんでした。
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