辛垣合戦にあった軍畑と鎧塚、トレッスル橋、雷電山
青梅市の辛垣城跡を見た後は最寄りの二俣尾駅ではなく、青梅丘陵ハイキングコースに戻り軍畑駅を目指します。
既に辛垣山が450メートル超でしたから、少し尾根伝いに下るものの雷電山登頂はすぐにできました。
標高494メートルとなります。

由来としては、日照りの影響により作物が枯れてしまう干害に見舞われた際、この山上で雨乞いの祈祷を行なうと雷が鳴り雨が降ってきたということです。
本日は尾根道を辿ってきた割には、ほとんど景色の良くないルートでしたが、ここでは北側に向け眺望が開けています。
すぐ下と左の方に見えているのは石灰石採石場のようです。

右に見える施設はどうやら新飯能変電所のようです。
周囲を車で通ったことはありましたが、山中にあのような大規模な電力施設があるとは気づきませんでした。

↑この先は杉林の間の坂を下っていくばかりなのですが、老朽化のためか倒れた大きな木もあります。
既にスギ花粉が飛び始めたとニュースで見ましたので気になります。
車の走行音も間近になってきたところに石碑があります。

戦国時代の戦いに関するものかと見てみますと、明治33年(1900)の榎峠開鑿工事記念碑でした。
少し下ると舗装された広い道路にでます。
標高323メートルの現在の榎峠があり、東京都道193号であり埼玉県道193号でもある下畑軍畑線が通っています。

今では峠かどうかもわからないようなところですが、明治時代に旧道を通す際は切り通しを作る当時としては大変な工事だったのでしょう。
イクサの語呂合わせで193号としたのならいいセンスですが、おそらく偶然でしょう。
















