近いようで遠い藤野の難読でしかもヤマビルが多くいた葛原の金剛山
JR中央線で高尾駅からたった2駅めですが、藤野駅は知らない人も多いでしょう。
高尾から行きは12分、帰りは26分かかりました。
帰りの電車が遅れていたわけではなく、ダイヤ通りで相模湖駅に13分も停車しているためでした。
特急の通過待ちとはいえ、次の高尾が終点の電車でしたから不思議なダイヤ設定です。
↑藤野駅跨線橋から西を見ると、遠くに近くに山々が並びます。
↑駅南側には相模川が流れており、相模ダムの上流になるため川幅も広く、まだ相模湖の一部という感じです。
日連大橋を渡ると、南の奥からの秋山川と右の東からの相模川が合流しています。
南に向かい標高170メートル位まで下った秋川橋で秋山川を渡り、舗装された登り坂を1時間ほど歩きました。
↑標高318メートル程の天神峠のところで左に高倉山に登る山道があります。
ヤマビル注意と書かれており、忌避剤を靴や足首回りにスプレーしてくださいとあります。
しかし、容器はすでに空でした。
↑379メートルの高倉山はすぐ近くで再び天神峠に戻り、右に金剛山に登りました。
こちらはもう少し登りでがあり、456.4メートルでした。
景色は南方が見えますが、天気のせいだけでなくあまり遠方は見えません。
それでも山に雲が重なる様子はいつ見てもいいものです。
西に向け下山するとすぐに別れ道で、神奈川県と山梨県の県境となり、直進は鶴島金剛山や上野原駅方面です。
金剛山はこの辺にはいくつもあり、日連金剛山もあるようです。
上野原まで行く元気はないので、葛原神社方面に向かっていきます。
下山して麓に着き袖口や足元を見るとビックリすることに、ヤマビルがいくつも付着しています。
指ではじいて飛ばしたりして、念のため足首を見てさらにビックリ。
脛や靴下の内側に入り込んだヒルがいて、血を吸われています。
こちらは簡単には取れず、消毒用アルコールをかけたりしてようやく取ることができました。
↑気を落ち着けて、葛原神社に参拝します。
クズハラだと思っていたら、ここの地名は「藤野・なぐら地区てくてくマップ↓」によると、トズラハラと読むそうです。
ややこしいことに、国土地理院地図はトヅラハラでした。
葛飾区の葛という字は下に、カタカナのヒのような形を書く字体と、縦横と斜め線2本を書く字体があり混乱していました。
一時期はヒが標準となっていましたが、正しくないと葛飾区などが働きかけて変わってきています。
↑名倉峠を越え1時間ほどで藤野駅方面に戻る途中、今度は弁天橋で相模川を渡ります。
上流方向を見ると右側の水面に靄がかかり美しいものです。
しばらく見ているとだんだん広がっていき、ずっと眺めていたいところでした。
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