享保の改革の時からある吉田家住宅と埼玉県一乗降客の少ない竹沢駅
東武東上線は池袋駅から寄居駅までの路線ですが、池袋からは遠くても小川町駅行きしかありません。
小川町が終着駅の印象です。

そんな小川町勝呂には、吉田家住宅という国指定重要文化財があります。
江戸時代の享保6年(1721)に建築された、実年代のわかる埼玉県内で最古の民家です。

建物の規模は桁行21.8メートル、梁間10.5メートルあります。
茅葺、入母屋造りの大きな民家で、三間広間型と呼ばれるものです。
奥に2間の畳敷きの座敷、手前に広い板間のある江戸時代の典型的なものだそうです。
享保の改革は徳川8代将軍家光の時ですから、本当に時代劇の頃の建物です。

他でこれまで見てきた文化財の古民家は、閑散としてガランとしているイメージでした。
ここでは飲食店として商売されており、休日のためか子供連れの家族などで賑わっていました。

↑すぐ裏は山となっている標高150メートル辺りのところです。
すぐ近くには西浦川が流れており、木呂子川と合流して兜川となります。

その西浦川には砂防ダムらしきものもあります。
大雨の時には結構水量もあるのでしょう。
最寄り駅はJR八高線の竹沢駅になります。

wikiによると埼玉県内で最も乗降客数の少ない駅ということで、1日30人ほどでした。
ちょっと情報が古かったのでJR東日本ホームページを調べてみましたが、何度見ても竹沢駅が見当たりません。

↑埼玉県ホームページで謎が解けました。
JR東日本では1日平均の乗車人員を把握できる駅を掲載しているため、無人駅である八高線の各駅は近年載っていないようです。
となると、最少を脱出できたのか、そのままかは不明です。
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