水にぬれて狭く通るか躊躇する手掘り隧道の先にあった金剛の滝
小峰公園はあきる野市にある都立公園です。
ただ都立公園の一般的なイメージとは違い、ちょっとした山登りをすることができます。

↑標高206メートルの小峰ビジターセンターから小峰公園に入り、まずは公園内の桜尾根を登っていきました。
公園の南西端で既に標高336メートルに達しており、園内最高地になりますが、眺望は全くなく木々の中です。

↑ちょっと疲れてしまいましたが、センターでもらったハイキングコース図によると序の口のようです。
林の中を進んでいくと、急に南に視界が開け、東京電力の新多摩変電所の大規模な施設が隣接していました。
すれ違った人から、この先トレランやってますよと言われましたが、あまり気にせず歩いていました。

ほかの道との合流地点のところで、トレイルランのランナーが登坂を向こうから走ってきます。
しばらく、通り過ぎるのを待っていましたが、何十人行ってもさらに走ってきます。
やむを得ず、狭い道ながらすれ違いながら進むことにしたら、途中で立ち止まるランナーさんがいて
「ハイカーさん通ります」と後方に大声で伝えてくれました。
その後は、皆さんスピードを遅くしてすれ違えるようにしてくれて有難かったです。

↑次の分岐からはランナーもいなくなり、案内表示に従い急な下り坂を降りて行くと砂防ダムがあります。
その先の小川を跨ぎ、逆川を上流に向けて砂利の川原を進みます。

水量が少なく端の方を流れていますが、大雨の時は普通の靴で歩けないでしょう。
両側は切り立った岩壁です。

↑金剛の滝が見えてきました。
滝のすぐ右には穴が開いていて、人1人は通れそうですが中は水が少し流れたり垂れたりしています。

ちょっと通り抜けるには躊躇します。
諦めかけていたのですが、最初にビジターセンターでもらったマップに「手彫りのトンネルをくぐると」と書いてあります。
↓奥に落差14メートルの雄滝があるということです。

手前で見たのは雌滝だったということです。
しばらくぶりに「仁和寺にある法師」を思い出しました。
何事にも先達はあらまほしきものです

↑ここから先程の川原を振り返ると、こんな感じです。
自然が、水の力の作った地形というのは凄いものです。

↑さらに上に階段もありますが、こちらは通行止めでした。
暑い日でしたがここは別世界でかなり涼しかったです。

↑行きに来た道を戻るのですが、急だった下り坂は当然に急な登り坂となります。
でも、本当にきつかったのはむしろ、行きの丸太が不均等な間隔の登り坂を下っていくことでした。
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