越谷にある石神井神社と公園内の腰巻稲荷神社と越谷アメダス
石神井神社と聞いて、練馬区にあるのだろうなと思う人は多いことでしょう。
本当は難読地名のですが、すっかり有名なのでシャクジイと読めるのだということです。

↑しかし、越谷市西新井にある石神井神社は、イシガミイと読むそうです。
ある意味、この方が自然な読み方と言えそうです。

天正年間(1573〜79)創建といい、江戸時代の新編武蔵風土記稿にも記載されており西新井村の鎮守でした。
それでは石神社となっているので、なぜか途中で井の文字が入ったようです。

本殿左には富士塚があります。
頂上には浅間大神の石碑があり、右側は磐長姫命と彫られています。
左は富士講の碑のようです。

石神井神社を南に少し行くと大きな公園がありました。
正式には公園というより県民健康福祉村という埼玉県の施設でした。

埼玉県の緑の中の健康増進施設として設置されたもので、屋内温水プールや多目的グラウンドがあり、健康づくりをサポートするということです。
公園エリアはジョギングコース、サイクリングコースや池などがあります。

↑公園内なのにフェンスに囲まれた異空間がありますが、5年前にも練馬区で見たことがあるアレでしょう。
日銀グランド跡地にできた石神井松の風文化公園にもありました。

天気予報でもよく見聞きするアメダスです。
正式には越谷地域気象計測所で熊谷地方気象台に属します。
越谷の気温や降水量はここで計測しています。

↑公園内には芝生の広い空間が目立ちますが、こんな門のある木の鬱蒼としたところもあります。
万葉植物園というようです。

↑公園内には越巻稲荷神社もありました。
こちらも新編武蔵風土記稿に越巻村の稲荷社として載っており、江戸時代初期の元和元年(1615)創建ということです。

↑園内中央には北から南へ川か用水が流れています。
調べてみたら、これは末田用水で、昨年行った元荒川の末田須賀堰から取水されたものがここまで流れています。
あの流れの先をこうして見ることになるとは思ってもいませんでした。
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