奥武蔵自然歩道と登ってもあまり達成感の感じられない高麗峠
奥武蔵自然歩道は、飯能市の天覧山、日高市の高麗峠、巾着田、日和田山、高指山、さらに毛呂山町の物見山、鎌北湖までの約11キロメートルに渡る、文字通り奥武蔵の山中を散策できる道です。
国道299号沿いのカインズやマミーマートの飯能武蔵丘店前には入り口がありました。

ここは起点ではなく、すでに天覧山は過ぎており「高麗峠入口」と書かれた看板がありますが、地図で見ると割と近そうなので立ち寄ってみました。
気楽に来ましたが、思ったより急な石段がまずはあります。
暑い日でしたが、木蔭のため比較的涼しいです。

↑しばらくすると、斜面も緩やかになり、下には沼らしきものが見えます。
これは最初の入り口正面から行けそうなので、帰りに立ち寄ってみます。
さらに進むと少し広い空間があり見づらいですが「アオダモの森」と書かれています。
アオは青、タモは木偏に佛です。

ここは分かれ道となっており、高麗峠は左右どちらからの行けるようになっていますが、左には近道と書かれています。
普通なら迷わず近道を選びますが、山道の場合は急な坂道を指すことも多いので悩ましいです。

↑しかし、結論はすぐ先で解決し、このちょっとした広場の外周を右回りするか左回りするかの違いでした。
どちらにも坂道はありません。
それにしても、中央の木の幹のコブのような部分が気になります。

↑また少し行くと、今度は広い広場があります。
「ほほえみの丘」と名付けられていて、ベンチやテーブルもあります。

↑先の「萩の峰」からは遠くを見渡せます。
山なのにここまでは景色が見られなかったので、ちょっと嬉しくなります。

↑途中からは、せっかく登ってきたのに下り坂になります。
峠に向かっているのでまた上りががあるかと思うとちょっと残念です。

↑高麗峠という標柱とベンチがありました。 峠ということで、見晴らしのいいところで素晴らしい眺望を勝手に期待していました。
実際は木々に覆われて遠くなど見えません。

↑振り返っても何の変哲もないところで、ここがこの周囲で一番高いとことかもわからない位です。
自然歩道のこの先は分岐点となっています。

歩道の巾着田は左、宮沢湖は右です。
しかし、この先もあまり景色にも期待できず、引き返すこととしました。
周囲は木々に覆われているとはいえ、よく整備されています。

↑間伐実施林と表示されているようにやはり管理されているようです。
飯能西武の森と書かれていて、130ヘクタールもの西武リアルティソリューションズの管理地だそうです。
最初に登り始めた地点まで戻ってきて、先程上から見えた沼を見に行きました。

↑一応通路らしきところを雑草をかき分けながら進んでみましたが、倒木に遮られて行けません。
少し高いところではないことと、沼地が近く湿度が高いようで蒸し暑い空気に覆われています。
虫がやたらと飛び交っているし、足元はどこから沼か分からない状態なので、間近に沼を見ることは諦めました。
また管理された森の有り難さも再認識しました。
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