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2023年6月25日 (日)

四ツ谷駅前の四谷見附橋を見ることができる多摩ニュータウンの長池見附橋

多摩ニュータウンは計画的の造られた街なので、歩車分離されており人も車も通りやすくなっています。

機能優先ばかりな訳でなく、デザインの美しい橋がありました。

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京王堀之内、南大沢、小田急の唐木田駅の中間になります。

住所では八王子市別所2丁目辺りになります。

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長池見附橋といいますが、江戸城近辺でもない、こういった場所で名前に「見附」とついているのには、理由があるようです。

この橋は四ツ谷にあった四谷見附橋が移設されたものだからです。

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旧橋は撤去解体するのが惜しい、美しい橋であったため、この多摩ニュータウンの長池公園内に再架橋されたのです。

旧橋は甲州街道(国道20号)が、今のJR中央線を跨ぐのに架橋されたのは大正2年(1913)です。

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当時、国賓が東京駅や皇居から迎賓館に向かう際の通り道であることもあり、デザインにも力を入れたようです。

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旧四谷見附橋は平成3年(1991)に道路拡幅のため架け替えられました。

長池見附橋では旧橋の持つ優雅な雰囲気をそのまま再現するため、その部材の一部が新たな長池見附橋に転用されています。

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使われなかった部材の一部は橋の袂に展示されています。

長池見附橋は、四谷見附橋よりも幅員が21,945メートルから17、4メートルに狭く、アーチの主桁の数が元の橋よりも少なくなっています。

↓中央右にあるのは創建当時の床組で、東京市電も橋の上を走っていたのでレールや敷石も当時のものです。

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↑右端には高欄や左の方には橋台部角石とレンガ積みもあります。

長池見附橋で高欄や橋燈等の装飾品などの新規に製作されたものは、創建当時の姿を復元し、橋台部も当時と同じ花崗岩と煉瓦によって仕上げています。

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四谷見附橋は、迎賓館と対応させた同じネオ・バロック調のデザインであり、この長池見附橋もそうしたデザインの景観として再現しています。

展示にある左の物体は、橋のどこに使われていたか不思議な見かけです。

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孔飾り石といい、四谷見附橋に添架されていた下水管を橋台に貫通させるための穴を装飾していました。

こんなものまで飾っていたとは、デザインには凝っていて驚きです。

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