清瀬市にある伊藤記念公園台田の杜と国蝶オオムラサキ
清瀬市の柳瀬川通りを車で通った時に以前から気になっているところがありました。
「国蝶オオムラサキ」と大きく書いてある公園のようなところです。
数年前にはなかったはずですが、気付けばそこにあったという感じです。

行ってみると、「伊藤記念公園台田の杜」と書かれた大きな石碑と石像があります。
伊藤さんを記念するということですが誰なのでしょう。
清瀬市出身の有名人を考えてみましたが思いつきません。

石碑の裏面に長文の説明がありましたが、どうやら土地を寄付してくれたのが伊藤ヨシさんのことです。
寄付地の公園は他にも結構ありそうなものですが、記念とされた名称入り公園で、しかも石像付きというのは清瀬市としてもかなり感謝しているのでしょう。
清瀬市は、まちづくりの重点施策の一つである「緑の保全」のため柳瀬川崖線緑地一帯を緑化重点地区に指定し、平成15年には都市計画緑地に決定しました。

平成17年に崖線緑地の約1万9千平方メートルが寄贈され、平成21年にオープンしたようです。
将来的に国蝶「オオムラサキ」が舞うような雑木林の再生を目指して、清瀬市として飼育事業を開始したものです。

平成25年度に、高さ8、幅5、長さ10メートルのケージを設置して産卵、孵化させて清瀬産のオオムラサキが誕生しました。
今は冬ですが、昨年も6月から7月には見学できたようです。
そもそも、国の蝶というものが指定されていることを知りませんでした。

↑この公園の南北にも柳瀬川に沿うように崖線緑地である雑木林は続いていますから、横切る道路もあります。
「台田の切り通し」という表示板も立っていました。

水と緑の回遊空間「柳瀬川回廊」として同じく清瀬市によりルート設定されていて、案内板もあります。
↑林の中ばかりではなく、ここを本当に通っていいのかなと迷うような民家のすぐ横を通り抜けるところもあります。

この辺りの雑木林はすべて記念公園なわけでなく、元々「柳瀬川崖線緑地」となっていたところもあるようでした。
↑中里六丁目市有林は斜面の登り降りができて、崖線の雑木林を実感できます。
下ったところには、今は水はありませんが水路であろうところがあります。

柳瀬川が河川改修される前はここを流れていたのではないかと思われました。
少し前の地図を見れば確認できると思い調べてみましたが、このことについては裏は取れませんでした。

↑水路を少し団地沿いに上流に辿ってみましたが、左手斜面下に水路らしきものはあるのですが、少し先で民有地内となり入れませんでした。
ただし、そこはすぐ横を見ると、現在の柳瀬川が流れているところです。

↑この柳瀬川向こうの金山調節池や金山緑地公園周辺の川原は、いつからかデイキャンプ場のようになっています。
寒いにも関わらず多くのグループが焚き火などでバーベキューなどを楽しんでいました。
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