あまり見かけないアーティキュレート式ダンプやスクレーパーと入間第二用水
国道463号所沢入間バイパスは国道299号飯能狭山バイパスと一体となって整備されているため、どこまでが区間なのかよくわかっていませんでした。
国道16号が境らしいのですが、16号は上部をオーバーパスしていくので車では気付いていませんでした。

バイパス名からしても境界が分かりづらいのですが、所沢市と飯能市との間の沿道は大部分が入間市内のようで一部狭山市
のところがあるようでした。
↑並走していた圏央道が離れていく笹井交差点は狭山市で、マクドナルドなどのある辺りは狭山市笹井になりますが、撮影しているところから背後は入間市野田になります。
ここには以前に車で通った時に気になっていたところがありました。

↑重機のレンタルやリース業者の置き場は時々見かけますが、ここにあるものは普段あまり見かけないものがあるようです。
大規模なコマツのダンプカーが何台もあり、しかもボンネットタイプの通常とは異なる形です。

コマツのダンプトラックというと、テレビや子供のおもちゃで見かけるタイプのものがありますが、それと見かけが違います。
アーティキュレート式とされており、トレーラーのように車体に関節部があり折れ曲がるようになっています。
一方、通常の折れ曲がらないタイプはリジットフレーム式といいます。

↑こちらもあまり見ない重機です。
わからないので戻って調べてみると、スクレーパーでした。
コマツのホームページをいくら探しても無いと思っていたら、コクド工機のものでした。

スクレーパーまたはスクレーパは、土砂を掘削して積込み、短距離の運搬もできる重機です。
ここにあるのは湿地対応のもので、自走式ではないもの、ブルドーザーやトラクターなどでけん引するものです。
ここは新和重機株式会社の置き場のようですが、この会社は自ら工事を請け負うとともに重機の賃貸も行っているようです。
こうした重機が働く現場を見てみたいものです。

↑この重機置き場のすぐ近くには、北方から南方に流れる水路がありました。
入間第二用水のようです。
水路西側には調整池もありました。

周辺は西武ぶしニュータウンとして開発されていますから、そのために造られたものでしょう。
昭和58年(1983)西武不動産により分譲開始されたといいます。
北に向けて用水路の周囲の地面が高くなっており、一部暗渠になっています。

入間第二用水土地改良区が管理する農業用水路で、宮沢湖の水が入間川まで流れています。
入間第二用水を検索すると、この用水のことではなく、入間川から新河岸川へと流れる赤間川のことについて書かれたものもありました。
しかし、国土地理院地図にも、ここにある水路は「入間第二用水路」と表記されていますからやはりこの名で正しいようです。

↑調整池の北東側は高くなっているので、中がよく見えますが、草木の生い茂り方からしてあまり水は流入していないのでしょう。
赤間川については、川越市ホームページによると管理しているのが入間第二用水土地改良区だとありますので、このことを水路名と勘違いしたことによると思われます。

西武地区自由広場で、右奥にある建物は入間市西武地区体育館です。
西武と名に付くことに違和感を感じましたが、この近くにはいくつも同様に西武とつく施設があるようです。
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