日高市鶴ヶ島市にある日光街道杉並木とそれを守るバイパス建設中
国道407号は起点が栃木県足利市で終点が埼玉県入間市の国道です。
入間市の方が起点かと思っていましたが、まあそれは感覚の問題でしょうか。

↑埼玉県日高市の高萩北杉並木交差点から北に向けては、左には片側2車線のバイパスと1車線のこの道路があります。
交差点名のように杉並木があります。

この辺りの407号沿いにはこうした杉並木が続きます。
交通量は非常に多い道路です。
元は戦国時代に、小田原北条氏によって八王子城から鉢形城までの当時の軍用道路として整備した道だといいます。

江戸時代になって、徳川三代家光将軍の頃に日光東照宮が完成して、その警護のための日光千人同心が八王子から日光へ行くための道路が整備されました。
碑には日光街道とされていますが、一般的には江戸から日光までを結ぶ五街道の一つのことをいいます。

(↑埼玉県によるバイパス整備の事業概要より)
日光街道よりも、日光脇往還や千人同心街道と呼ぶほうがわかりやすいでしょう。

杉並木は川越城主松平氏によって植樹されたといいます。
↑国道407号はこの高倉天神交差点から北は、2車線のバイパスと並木のある1車線の旧道に別れ、旧道から交差点を見たところです。

↑交差点の向こうの方、高圧鉄塔の下辺りでは重機などが働いて工事中のようです。
日高鶴ヶ島バイパスという幅員25メートルで2.8キロの計画区間となっています。

↑少し南に行くと、舗装はされていないものの道路の形状はできています。
令和3年3月と9月に2.2キロは既に開通しており、残り600メートルの工事が進行中です。

この周辺の現在の国道は、圏央道鶴ヶ島インターチェンジに接続するところなので、大型トラックも多くいつも渋滞しています。
↑鶴ヶ島インターへの接続道路との交差点までバイパスは開通しており、そこで現在はT字路となっています。

↑既に開通した部分を振り返って見れば、並木がない上、道幅も広いため、かなりの空間を感じます。
早くバイパスが全通して、あのトラックなどの排気ガスから杉並木を逃してあげたいものです。
ところで、交差点名の高倉天神はちょっと周囲を見たのですが見つけられませんでした。

先ほどのT字路を西に行ったところには森があり、ここかとも思い見てみました。
↑池尻池、カッコして高倉池と書かれていますが高倉天神はありませんでした。

↑日高鶴ヶ島バイパスを南に向けて戻っていくと、鳥居が見えます。
さすがに高倉天神交差点からは離れてい過ぎますが、神社名の表示が見当たりません。

Googleマップなどを調べてみると、八幡神社です。
高倉は鶴ヶ島市でしたが、ここはもう日高市森戸新田になります。
少し南に行けば、ひだかモールのあるところです。
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