想像以上の山の上にあり急斜面を90メートルも登る瀬戸雷電神社奥社
埼玉県ときがわ町に雷電山がありますが、そことは別に南には瀬戸雷電神社があります。
JR八高線に沿うように南北に結ぶ埼玉県道30号飯能寄居線からすぐのところです。

由緒等は不明ですが、雷電神社ささら獅子舞は江戸時代の享和元年(1802)には記録が残っており、ときがわ町無形民俗文化財に指定されています。
社殿も少し高いところにありますが、背後は山となっています。

奥社があるということですが、Googleマップを見るとすぐ道路の脇のようですから気軽に行ってみました。
↑何の表示もないのですが、社殿左後ろに登っていけそうな山道があります。

↑ここでいいのか半信半疑ながらに進むと、すぐにしめ縄がありますからこの奥のようです。
しかし、思いの外の急な登り坂です。

↑写真で急斜面が伝わるかわかりませんが、休み休みでないと登れないような角度です。
↓少し地形が変わったのでこれで到着かと思いきや違いました。
祠らしきものがないので、さらに登ります。

ここからさらに急になったのですが、今さら引き返すのも何なんで進みました。
やがて山の頂上らしい平らなところに着き、奥社というか奥の院がありました。
時間としては10数分ですから大したことはないのですが、もっと長く感じられました。

周りが木々に囲まれて景色が見られないのが残念です。
隙間からの景色ではここが頂上のようです。
帰ってから調べてみると、中世の山城跡ではないかというものもありました。
↑確かに右側には土塁かとも思われるものがありました。

↑下り坂はもっと進みにくく、途中さすがにすべって尻もちつくこともありました。
そのまま滑り落ちるのではと焦りました。

↑無事に麓の社殿のところまで戻ってきました。
遠くまで見通せることが改めて素晴らしいことだと感じられました。
鳥居から外に出て、どんなに高い山だったかと東側から神社のある西を振り返ります。

中央の山なのですが、ちょっとイメージと違います。
北側にある道路から見ても全体像が見えません。

そもそもGoogleマップでは、この道のすぐ脇に瀬戸雷電神社奥社と表記されていたので気軽に行ったものでした。
改めて帰ってから国土地理院の地図を確かめてみると、やはり位置はズレて表示されているようです。
帰り道に県道交差点の近くまで行って、再び振り返ってみました。

逆光になってしまいましたが、やはり高い山に登ったのだと実感しました。
国土地理院地図では鳥居のある麓は標高116メートルで山頂は206メートルもありました。
標高差90メートルもあるとわかっていれば登ったかわかりません。
でも、結果論としては、いい経験ができました。
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