狭山丘陵の北東端を感じられる所沢市荒幡のドレミの丘
狭山丘陵というと多摩湖や狭山湖のある武蔵野台地の中でもさらに高くなったところです。
木々が生い茂っているか、斜面も住宅地として開発されているかの、どちらかが多いイメージでした。

西武山口線下山口駅の近くで斜面を利用した公園があるようなので行ってみました。
所沢市荒幡で、場所としては荒幡富士の北になります。
↑標高80メートル位のところからまず階段で6〜7メートル程登ります。
その先は芝生となっていて、さらに南に向けての登りです。

ドレミの丘公園と名付けられています。
↑地形的にはこちらは凸ですが、この左側は振り返ると凹になっています。↓
狭山丘陵の北東の端になりますから、所沢駅周辺のタワーマンションなどが見渡せます。

地形はちょっと不思議な形ですが、公園として意図的に凸凹を作るわけではないのでしょうから、自然に水の流れなどでこうなったのでしょうか。
水の枯れてしまった池があるのかとも思いましたが、下側の地形から違うようです。
後程、下の住宅地側から改めて確認しようと思います。

丘を登ると、南端が一番高くなっているようで標高は100メートルほどになります。
↑こちらは狭くなっており、振り返るとここから広げた扇のような形の敷地になっています。
公園の南東は道路を挟んで荒幡小学校があります。

↑道路を進み南東端から西を振り返ると、緩やかに北に下っていく地形であることがわかります。
また、公園と言いながら遊具も何もないこともわかります。
こんなのんびりした公園もいいものです。

↑再び高くなっている南端の方から見てみると、右に公園名の石碑、石のテーブルとベンチ、住宅と被って見づらいですが水飲み場はあります。
隣の荒幡小学校の子供たちに「ドレミの丘」と呼ばれていたことが公園名の由来だそうです。
公園の北側の住宅などがあるとことまで下りてみて振り返ると、やはり池などはありません。

公園は地主の方の寄付によるもので、それが所沢市管理の公園となったそうです。
標高差が20メートル程はあるけれど、周囲にように林ではなく芝生となっていて、開放的な雰囲気のいい公園です。
このすぐ近くには三島神社がありました。

所沢市は西部に三ヶ島という地名があり合併前の村名でした。
ここ荒幡は明治時代には吾妻村だったはずですから、その意味では無さそうです。
荒幡浅間神社に合祀された東本村の三島神社というのが、ここのことなのかはわかりません。
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