飯能大河原地区の龍崖山公園にある調節池と謎のトンネル
飯能ビッグヒルズというU R都市開発機構が進めてきたプロジェクトがあります。
3地区の292ヘクタールにも及ぶ土地区画整理事業で、これまでにも3月には飯能美杉台のゆうひ山公園を4月にはあさひ山公園を見てきました。

↑その3番目の区画整理事業である飯能大河原地区に龍崖山公園があります。
ここにある公園は地形を利用した小高い丘や山の上にあるのですが、行ってみました。

↑入口から入ってすぐに芝生がきれいな調節池が見えてきます。
工業用地が中心の138ヘクタールに及ぶ開発ですから、これまで地中にしみ込んでいた大雨対策としてこうした調節池が必要となります。

↑ここにはトンネルらしきものがあります。
位置的に人や車の通り道ではなく、水のためであることは分かります。
都内では環状7号線の地下などに大雨による河川氾濫を避けるための施設はありますが、あれは土地がないところです。

↑調節池の下流側にはダムが見えます。
↓UR都市開発機構の資料によると、ここでは2ヶ所の調節池があり、それを連結する地下貯留施設として延長約 1000メートルのトンネルを整備したとのことです。
従来型の単独オープン貯留方式による現況谷戸の斜面緑地の大規模掘削を避けました。
2ヶ所の調節池の規模の縮小を実現し、自然環境、景観に配慮した緑地保全型防災調節池を整備したといいます。

↑龍崖山公園の方はかなり長い階段を上りこれで着いたかと思うと、まだ先がありました。
上がった先は広場になっています。

草すべりと石すべりができるようで多くの子供たちが遊んでいました。
みんなよくこの階段を登ってきたなあと感心しました。

↑もう一段上にも遊具のある広場があるのですが、来てみると予想外に、周囲には建物や工場がありました。
高低差のある地形のところで土地区画整理事業を行なっているので、龍崖山公園は高い位置のこちらにも入口がありました。
というよりも、こちらから来ている人の方が多いようです。

↑再び下って行きましたが、斜面の途中から見える景色は素晴らしいものです。
↓ところで最初に見た調節池は、埼玉県飯能県土整備事務所の資料によると、大沢川から入間川に流れるB調節池になります。
A調整池の方は公園とは離れているところにあるようなので、北側の道路から迂回して行ってみました。
しかし、殿屋敷川の下流側の入り口らしきところはロープが張られて立ち入り禁止のようでした。

西側の道路沿いにあるのですが、こちらも近くには入ることが出来なくなっています。
↑雑草が無ければ見えるようですが、この左奥にA調節池はあるようです。
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