砂川堀の蛇島調節池の大きさを見るとともに調整池と調節池の違いを知る

前回、砂川堀が新河岸川と合流するところの工事を見てきて来ました。

その合流直前には「蛇島調節池」があるのですが、一般的には何処だかわかりづらいことでしょう。

ららぽーと富士見から国道２５４号富士見川越バイパス越しに、敷地の端の交差点からすぐ２００メートルほどのところです。

↑左から右に砂川堀が流れており、田畑との区別がわかりにくいですが、実は蛇島調節池は見えています。

平成１２年（２０００）に整備されましたから、ららぽーと富士見よりも１５年ほど前のことです。

西から東に向かって流れる砂川堀を挟んで南北に２つの調節池があり、こちらは南側の調節池です。

↑まずは築堤の南西の角から見ていますが、水が無いから調節池なのか単なる草むらか、わかりづらいですが、築堤として周囲が高くなっています。

時計回りに進んでいくと前回見た砂川堀を渡る橋があります。

↑下流方面を見てみると、新河岸川まで０．３キロであることと蛇島調節池に溜まった土砂を撤去する工事が行われていることが表示されています。

↑大雨で砂川堀の水位が高くなった時に右岸である南側調節池への水の流入口を左岸から見ています。

↓右岸から見た北側調節池への流入口です。

↑下流方面を向いているので、前回見た砂川堀第１号橋が令和元年に工事されたとあって、真新しいのが見られます。

時計回りの外周コース？に戻って、北側調節池も見てみます。

これまであまり意識していなかったのですが、調整池でなくて調節池です。

↑北西端から見ているのですが、奥の北東端までの距離からかなりの広さであることがわかります。

水面がみえますが、おそらく砂川堀から流入したというよりは単に雨水が少し貯まっただけでしょう。

ここは調節池だと言いましたが、河川管理者が設置するものを「調節池」、開発事業者が開発に伴い設置するものを「調整池」というようです。

↑北辺を北西から北東に来ましたが、この調節池は上辺の長い台形の形のため、ここは約３００メートルもの長さがあります。

その北東から流入口を見ていますが、ここは砂川堀の多過ぎた水量を貯留することと新河岸川に流れ込む水量も抑制することを目的に、管理者である埼玉県が設置していますから「調節池」です。

↑先程工事看板にあった溜まった土砂を取り除く作業の現場がありました。

だいぶ作業が進んだため現在のように比較的きれいになっていましたが、少し前まではもっと土砂があったようです。

南に向けては工事のため築堤が通れないので、すぐその東側の市道で令和元年に架け替えられたばかりの橋を渡り、少し遠回りして南東の角に行きました。

南側調節池への砂川堀からの流入口が見えます。

↑北の方に清掃工場らしき煙突が２つ見えますが、左が富士見市、志木市、新座市の富士見環境センターで、右がふじみ野市・三芳町環境センターです。

さらに築堤を時計回りに進むと一周になりますが、この蛇島調節池は７．７ヘクタールもの広さがあり、１８．４立方メートルもの水を貯めることができます。

↑そこから南方を振り返れば、田畑と２５４号バイパス越しには、ららぽーと富士見が見えます。

あんなに休日には混み合うショッピングモールのすぐ近くに、このような施設があり、しかも周囲はこんな風景だなんて不思議な感じです。

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