大宮からの新幹線沿いに走っている新交通とその終着駅内宿と元終着駅羽貫
東北新幹線や上越新幹線に乗っていると、大宮駅からその両側に新交通システムが走っているのやその駅が車窓に見えます。
ふと気付くと見えなくなっており、どこの駅が終点でどこにあるのかわかっていませんでした。
実際にその新交通に乗って行ってみました。
↑間もなく終点となりますが、ここは内宿駅といい、右側には新幹線の線路があります。
新交通はゴムタイヤで走るため線路はありませんが、この辺りは単線で島式ホームがあり両側に分かれます。
↑埼玉新都市交通伊奈線といいますが、あまり伊奈線とは呼ばれていません。
一般的には「ニューシャトル」と言われているので、どこにあるかの印象がありませんが、終点の内宿駅は埼玉県伊奈町になります。
↑終着駅ですから、当然にこの奥には線路というか軌道はありません。
右側には新幹線がすごいスピードと音で走り抜けて行きます。
左側ホームはラッシュの一部時間以外は使われていないようです。
大宮駅を出発したニューシャトルは複線として東北新幹線と上越新幹線の両側を、つまり下りも上りも新幹線の外側を通っています。
両新幹線の分かれた先の丸山駅から単線となり、上越新幹線の下り線左側を走っています。
↑内宿駅から大宮駅方面を見ていますが、どの駅も新幹線のいい撮影スポットかもしれません。
ただし、ニューシャトルは昼間も10分間隔ですが、上越、北陸新幹線はそれより間隔が長く意外と来ません。
しかも、接近放送や踏切などの警報機もないので前触れもなく、しかもスピードが速いので、スマホで写真を撮るのは難しいです。
↑ニューシャトルは先程乗ってきた2000系という2007年に導入された車両のほか、2020系という2015年に導入された新型車両もあります。
次に終着駅の外の様子も見てみます。
↑内宿駅は終着駅となったということで、ある程度栄えた大きな街の様子を想像していましたが、駅北東側には特に何もありませんでした。
↓南西側も同様です。
調べてみると、大宮駅から12駅目のここ内宿駅の開業は平成2年(1990)年で、当初は一つ手前の羽貫駅まで開業していました。
↑内宿駅から先に向けては、いかにも終着駅らしく寂しさを感じる程、軌道はプッツリ途切れています。
延伸の具体的予定もないようです。
何で一駅だけあえて開通を遅らせたのか疑問ですし、また、ニューシャトル乗車中の羽貫駅と内宿駅の間で軌道がカゴのようなもので覆われているところがあり、それも何なのだろうと思っていました。
↑歩いていき外から見てみると、ここですが、調べてみたら実はここが開業が一駅だけ遅れた理由のようです。
wiki等によると、ここの用地取得が出来ずに大宮駅と手前の羽貫駅までが昭和58年(1983)に先行開業したそうです。
また、カゴのようなものはここが地上権しか取得できていないことを示しているといいます。
↑先行開業していた羽貫駅前ですが、駅近くにスーパーがあるなど内宿駅よりは栄えている感はありました。
ここも伊奈町になります。
ニューシャトルは昭和57年(1982)の東北、上越新幹線大宮駅以北開業のための見返りとして建設されたのでしょうが、大宮駅から内宿駅まで12.7キロの開業により、伊奈町にはは5つの駅ができて便利になったことでしょう。
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