さいたま市の二ツ宮には二宮神社があるのではなく二つの宮が並んでいる
さいたま市西区には二ツ宮という地名があります。
二ノ宮神社があるのかとも思い、近くに所用があったのでちょっと神社を探してみました。
↑氷川神社の鳥居と参道があります。
さいたま市の氷川神社といっても、武蔵国一ノ宮の氷川神社ではありません。
村社 氷川神社と書かれています。
↑左奥の方にあるのが氷川神社の鳥居ですが、右にも鳥居があります。
ここには八幡神社があります。
二ノ宮神社があるのではなく、氷川神社と八幡神社の二つのお宮があることから二ツ宮という地名となっています。
慶安2年、3年(1649、1650)の「田園簿」に既に二ツ宮という村名が記載されていたそうです。
江戸時代初期にはこの辺りは開発されており、既に二つの神社があったようです。
↑二つの鳥居の中間から境内を見てみると、社殿らしきものはあります。
氷川神社も八幡神社も参道の正面に社殿があるはずですが、中間にも社殿があるようにも見え、どう配置されているのかわかりません。
↑中に入ると、どうやら、氷川神社と八幡神社は本当に並んで建っています。
入口の鳥居は数十メートル離れていますが、三角形の頂点に向かうように参道が斜めになっていて社殿のところで交わるようになっています。
大宮の二ツ宮という地名を聞くと、年配の埼玉県民の方にとっては運転免許センターのイメージがあるようです。
荒川の治水橋近くにありましたが、現在は鴻巣市に移転しています。
いわば、東京都民にとっての府中や鮫洲のイメージでしょうか。
↑氷川神社には拝殿と本殿があります。
↑本殿には美しい彫刻も見られます。
↓一方の八幡神社は一つの社殿となっていますが、八幡神社の方は以前はもっと北西にあったものがこちらに移転されたようです。
二ツ宮にあった運転免許センターは、現在でも埼玉県警察本部の施設として機動センターとして活用しているようで、荒川河川敷にあるコースはその自動車訓練場となってるようです。
以前は免許証の更新のために運転免許センターに行く必要がありましたが、今では近隣の警察署でも更新できるようになって、以前に比べてセンターは遠い存在になりました。
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