首都高速のさいたま市与野でループを描く不思議な道路形状と与野ジャンクション
首都高速5号池袋線を走っていくと、荒川を渡り埼玉県内では新大宮バイパス上を通っており、美女木ジャンクションからS5号大宮線となります。
その与野出入口のところを北側から見ると、首都高速道路は大きく東西に分かれていくように見えます。
近くのイオンモール与野の駐車場からも、北に向けては左右に広がっていく高架道路が見られます。
しかし、実際には首都高速道路自体は東西に別れずに、上り下り車線とも東に向かい、S2号新都心線となっています。
下り車線は西に向かわず、ループを描いていきます。
どうしてこんな形状となっているのか不思議なところです。
実は、まあ誰でも想像する通り、新大宮バイパスの上部を北へと向かう道路計画があります。
新大宮上尾道路という、さいたま市中央区から鴻巣市に至る延長25.1kmの高架構造の自動車専用道路です。
与野から上尾南までの8キロメートルから先に整備されるようです。
与野ジャンクションとなるために、こんな特殊な道路形状となっています。
↑円阿弥交差点北東側から南を見ていますが、あるはずの3本の道路は見えません。
左はS2号線上り車線、右は与野出入口です。
↑なぜか、交差点北西側から見ても2本の道路に見えます。
左が与野出入口、右がS2号線下り車線です。
将来、ジャンクションとすることを想定して、いわゆる「イカの耳」があります。
ループのところも下から見てみましょう。
↑高低差を調整するために必要なのでしょうけれど、現在の状態だと不思議な存在です。
しかし、地域の生活には溶け込んでいるようで、住宅やコンビニの向こうに当たり前のようにループがあります。
S2号新都心線はこのループで向きを東に変えます。
この下り車線と上り車線が合流するところも見に行ってみましょう。
↑大きくて「イカの耳」とは言えないような、新大宮上尾道路と接続することを想定した構造物となっています。
左は新しい道路から新都心方面への、右は新都心方面から新しい道路への接続となるのでしょう。
↑振り返ってループの部分を見ると、やはり美しい構造物です。
将来ジャンクションになる、これらの道路に囲まれたところがどうなっているのかも気になるところです。
↑「与野道路利便増進施設」という固い名前となっています。
敷地の大部分は「さいたまハウジングパーク」という総合住宅展示場となっていました。
与野ジャンクションが完成してから、再びここに来てみたいものです。
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与野分岐から秋ヶ瀬を通る朝霞台駅への高速道路を建設すべきである。
投稿: ガーゴイル | 2023年12月11日 (月) 17時53分