東川の源泉って道路排水なのか、人孔なのか、それとも違うところなのか
引き続き、所沢市を西から東に流れている東川(あずまがわ)の源泉を探していきます。
東川は三ヶ島八幡神社の西参道鳥居の前を奥(北東)に向けて流れていき、前回見たもう一つの流れとこの先で合流します。
↑右に小高くなっているのが神社です。
南西に向けて上流に向かっていきます。
やがて、道路沿いに流れていた東川は住宅と畑の間へと入っていきます。
グーグルマップで見ると、この少し先で水の流れは無くなっています。
その辺りに源泉があるということでしょうか。
しかし、畑とはいえ、勝手に民有地に入って行くわけにもいきません。
↑もしかすると、方角的に川があるかと思われる方を探してみると、さらに上流にも水路がありました。
この先で道路を横断しているはずなのですが、その向こう側の上流側には水路が見つかりません。
↑道路の両側には側溝があります。
しかも、斜面となっていますから、雨が降れば結構な量の水は流れてくることでしょう。
ということは、東川の源泉はこの道路排水ということになってしまいます。
なんか、釈然としないまま、この道路を登ってみました。
↑すぐ先の道路左手には、トトロの森10号地がありました。
ナショナルトラスト活動でこの丘が保全されています。
こうした森からの湧水も、この道路の側溝には流れていくわけですから、単なる側溝ではなく、やはりこれが東川本流なのでしょうか。
↑さらに道路を進んでいくと、かなりの上り急斜面となります。
両側にはやはり側溝はあります。
坂を登り切ると、狭山湖の周回道路に行き当たります。
周回道路を分水嶺として、狭山湖と東川に水は分かれるということになります。
東川の源泉について、帰ってから検索して調べてみると、見つける事の出来なかった別のところがあるとの情報があります。
そこで、今週も再び現地に行ってきました。
↑場所はトトロの森10号地の道路を挟んで反対側の辺りで、畑と住宅の間の通路を進んでいくと、唐突に土の被ったU字溝があります。
↑振り返って下流方面を見ると、少し先からはU字溝は見当たりません。
そして、上流側を見れば、そのすぐ先には人孔(マンホール)があります。
ここが東川の源泉というか水源だということです。
道路を横断するところで、水流を見つけられなくなったところまで、ここから地下の配管で繋がっているという事なのでしょうか。
↑蓋には所沢市の市章がついていました。
東川は一級河川なので埼玉県管理のはずだから、ここに埼玉県章がついていれば、間違いないのですが。
しかし、川は公式の上流端よりも上流に流れがあり、それを準用河川等で市が管理するのはよくあることです。
↑結局、正解はよくわからないのですが、狭山湖周回道路を少し進み下方を見渡して見れば、この丘陵に降った雨は至る所で地下水が湧水となり、あの道路に流れ込むことが想像できます。
あのマンホールも地下の構造によっては、周辺の地下水が流れ込むようになっているのかもしれません。
↑先程と別の道路から下ってみると、これまで見てきた2つの水流の間にある道路の側溝からの水の流れもありました。
やはり、この辺り全体が水源ということでしょうか。
ブログランキングに参加して、交流を広げていきたいと思っています。
いずれかポチッとお願いします。
.
.
.
« 所沢の東川の源泉を探してヤギと三ヶ島八幡神社の桜を見る | トップページ | 現代の古墳となっている昭和天皇陵と大正天皇陵のある武蔵陵墓地と新しい陵のあり方 »
「川の源泉」カテゴリの記事
- 朝霞市指定史跡らしく感じられない広沢の池とその水の出口と広沢観音(2020.03.08)
- 矢川緑地の湧水となぜか擁壁上にある道路とその向こうの矢川弁財天の狛蛇(2020.01.12)
- 昔の面影のある崖線上の鎌倉街道と三芳町唯一の湧水のある竹間沢こぶしの里(2019.12.15)
- 瑞穂町で不老川の源流はどこにあるのか流れを遡って探してみる(2019.10.20)
- 霞川の水源に係るもう一つの説は平将門の後裔を名乗る三田氏が創建した天寧寺(2019.08.26)
「51埼玉県」カテゴリの記事
- 大滝白滝不動滝の三滝と白雉創建という高山不動尊の大イチョウ(2025.10.26)
- 東松山の市民の森の山道になぜか並走する舗装道と見晴らし台(2025.10.12)
- ハイキングのまち越生の100メートル毎に登っていく大高取山(2025.09.21)
- 博物館らしくはない里山さいたま緑と森の博物館(2025.07.06)
- 唐沢川堰堤と旧上州道経由での入間川への合流付近まで(2025.06.15)
コメント
« 所沢の東川の源泉を探してヤギと三ヶ島八幡神社の桜を見る | トップページ | 現代の古墳となっている昭和天皇陵と大正天皇陵のある武蔵陵墓地と新しい陵のあり方 »














社団法人で以前『都市の源流を訪ねて』という取材、執筆をしておりました。
東川の源流は草むらに発見しましたよ。良かったら掲載分を写メ送りましょうか。
投稿: 渡辺かおり | 2022年2月18日 (金) 11時16分
渡辺さん、コメントありがとうございます。
写真で見るより自分で確認するほうがいいかと思います。
有難うございました。
投稿: すずた | 2022年2月19日 (土) 18時58分