入間川の入間市狭山市境にある笹井ダムと豊水橋という名称について

西武バスの路線図を見ていたら、行ってみたいと思うところがありました。

「笹井ダム」という停留所です。

ダムといっても入間川の上流部ではなく、入間市駅からさほど離れていない中流部で、ダムのありそうなところではでありません。

↑期待していた以上に水は貯まっていました。

堰であろうことは想像していましたが、その通りでした。

河川法の定義的には、基礎地盤から堤の頂上までの高さ１５メートル以上のものをダム、それ未満は堰です。

笹井ダムというよりは、笹井堰ということになります。

しかし、バス停からここに来る道路も「笹井ダム通り」と名付けられています。

私のような物好きが来るのですから、観光的にはいいのではないでしょうか。

農業用河川工作物応急対策事業として昭和５５年から６０年に工事されましたと書かれていました。

堰体巻立工の長さは２１２メートルともありますから、補強工事をしたということでしょうか。

下流側から改めて見てみると、結構な高低差があるようです。

魚の上流への遡上のための魚道も作られています。

左の下流側から１段目、２段目と来て、手前の３段目へと上がる仕組みになっています。

魚も頭が良く、空間把握の能力が求められます。

私も全体像を見るために、右岸側も見てみたいものです。

↑下流側に１キロほど行くと豊水橋がありますから、それを渡って対岸に行きます。

堰の下流なので水量が少ないかと思っていましたが、そんなことはないようです。

水は豊かだから豊水橋なのだと思っていましたが、違うようです。

↑右岸を少し上流に向かう途中で、豊水橋を振り返って見てみます。

水は豊富ですが、この橋は入間市豊岡地区と狭山市水富地区を結んでおり、以前は豊岡村と水富村という名だったことから豊水橋となったようです。

↑笹井ダム近くまで来てみると、右岸側の景色はだいぶ違うようです。

こちら側はあまり水が流れていないようです。

↑ダムというか堰の真横まで来てみると、水は流れています。

どうやら、細い水量で越流するように作られているようです。

下に降りられる道があるので近づいてみました。

↑下段は落差の結構ある形になっています。

滝のような美しい流れを見て水音を聞くことができます。

ちょっと観光名所にはならないでしょうが、面白いところではありました。

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