東京都の重心に位置する国分寺市富士本とそこにある汲み出し自由という井戸
東京都の中心はどこにあるのでしょうか。
もちろん、東京駅とか皇居とか都庁という意味ではありません。
東京都の輪郭を切り抜いたとしたら、中心というかその重心となるところのことです。
↑たまたま通りかかった国分寺市の住宅街にある公園に、それを示す案内板がありました(クリックすると拡大します)。
財団法人日本数学検定協会が、数学の日である2005年3月14日に設置したものです。
東京都を板状の地図にして指の上に乗せると、ちょうどバランスするところということです。
↑案内板の地図によると、この公園の少し北にある住宅街の国分寺市富士本3丁目の辺りが、東京都の重心のようです。
先程、何も知らずに通ったところでしたので、再び戻って撮影してきました。
重心の図形的意味を重視したため、島嶼部は除いているとのことです。
↑先程の公園ですが、不思議な名前です。
正式名称が「富士本90度公園」と、国分寺市の設置した注意書看板にあります。
調べてみたところ、正確にわかりませんでしたが、接している道路がここで直角に曲がることや、この公園もそれに合わせて90度曲がった形状をしていることから名付けられたようです。
↑この公園内には、なぜか井戸もあります。
一般的には井戸があっても、関係者以外は水を汲み上げることが禁止されていることが多いかと思われます。
しかし、この井戸は誰でも汲み上げることが推奨されています。
↑この井戸は大地震などの際、地域の給水拠点となるようです(クリックすると拡大します)。
日頃から井戸水の汲み出しを行い、いざという時に備えておこうと書かれています。
汲みだせば汲み出すほど、地下水の「みずみち」が確保され井戸水の水質が向上するとのことです。
誰でも使用できるとのことだし、手も洗いたかったため、実際にポンプを動かしてみると、数回で水が汲み上がってきます。
でも、水を汲み上げると、地下水が枯渇してしまうのではないかと心配になります。
しかし、水は浸透ますを通って、再び地下水に戻っていくから大丈夫とのことです。
この辺りは国分寺崖線の上方に位置しており、地下水が豊富なところのようなので、地下水が干上がる心配はされていないようです。
井戸は地域の大事なものとして、屋根が付けられて守られていました。
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いつもブログみています。
私って空堀川の近くです
黒目川のサイカチ小平なのですね!
これからも楽しみにしています。
(*^▽^*)
投稿: 花一輪 | 2017年12月21日 (木) 07時32分