彩の国 音かおりの里は木々の音や鳥の声を聴けるいいところだがちょっと古くなっているかも
またまた地図を見ていて気になった「彩の国 音かおりの里」というところに行って来ました。
大宮駅から西へ2.5kmほどのところで、さいたま市大宮区の境界から西区に入ったところになります。
北の方から向かい入口を探しましたが、大宮西高校グラウンドに面した南側にありました。
↑撮影した角度が悪く、「か」が抜けて「彩の国音おりの里」となってしまいました。
1997年に隣の「さいたま市鴨川みずべの里」とともに公園となっており、こちらは名称に「彩の国」とついているように、埼玉県が設置したもので、管理はさいたま市がしているようです。
音やかおりに親しむことにより、身の回りで発生する騒音や悪臭について考えてみようという目的があるそうです。
↑(クリックすると拡大します)自然の音とかおりの小さな博物館とも書かれています。
まず、「かおりの花の広場」がありますが、強い雨が降り、風も強いせいか、あまり四季の花のかおりは感じることができませんでした。
↑次に「かおりの音の家、水底のベンチ」があります。
ここには屋根があり、木の筒でできた音具があるはずなのですが、壊れてしまっているのか音はしていません。
雨の音も聞けるということですが同じで、雨も風は強いのに残念です。
↑「ささやきの壁」といい、手前の半径4m長さ8mの小さい円弧と奥の半径30m長さ50mの大きい円弧があり、端でささやいた声が反対の端で聞こえるというもので、大きさによる違いを試せるようになっています。
子どもが楽しく学べるように作られているのでしょうけれど、非常に寒い雨の日ですので子どもはいませんでした。
↑長い壁の円弧の中心点には足形の石があり、ここで壁に向かって手を叩くと、反射音がよく聞こえます。
壁との間にあるのは「足音のみち」といい、木の板や金属の板の上を歩いて、音の違いを感じられるようになっています。
この道の途中にある椅子は「聞き耳のイス」といい、ここの他にもいくつか設置されていて、回転式でいろいろな方向を向くことができ、座ると耳の後ろの部分に集音板が付いています。
これにより、水辺で休む鳥たちの声が聞けると書かれていますが、ちょっと不思議です。
案内地図によるとこの辺りに池があるはずですが、実際にはありません。
先程の「水底のベンチ」も音がしないのは池がないからでしょうか。
↑さらに奥には「音の架け橋」があり、ここにも3種類の音具があるといいます。
満月、新月の日のお昼や日没時などに音を奏でると書かれていました。
「など」がいつか知りたいですが、鳴るのでしょうか、聞いてみたいです。
↑ここにも「聞き耳のイス」がいくつか設置されています。
周囲は竹林になっており、風による竹のざわめきや葉ずれの音を聞くことができます。
雨で濡れているので座りませんでしたが、頭というか耳を近づけてみると確かに音が集音され大きく聞こえます。
これは晴れた日に来れば良かったです。
鳥もたくさんいて、小鳥のさえずりを聞くことができます。
↑一つだけ高い位置にあり、反対を向いているイスがあります。
これは堰の水音を聞けるようになっています。
裏には水が流れています。
↑あえて高低差をつけて滝のようにして、音を楽しめるようにしてあるようです。
この水流は大宮区と西区の区境となっていますし、おそらく近くを流れる鴨川の旧河川敷のあったところのようです。
この流れ沿いは遊歩道となっており、数百メートルで現在の鴨川に辿り着きます。
「彩の国 音かおりの里」はできた当初に来れば、もっと本当に楽しいところだったことでしょう。
花などは植えられており管理はきちんとされているようですが、器具のメンテナンスができているのかはわかりませんでした。
しかし、木々や鳥、水の流れ、雨音を改めてじっくり聞くことが出来て、いい体験ができました。
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