稲城市ではなく川崎市にある若葉台駅とそこにできるテレビ朝日若葉台メディアセンター
京王相模原線の若葉台駅は地区センターとして開発されていますから、駅前に様々な商業施設があります。
アップダウンの多い多摩丘陵の斜面を開発したため、若葉台駅北口前にも道路がありますが、さらにエスカレーターを上ったところに、バスやタクシーの発着所のある駅前広場があります。
駅北口側は東京都稲城市になっていますが、駅南口側は神奈川県川崎市です。
↑エスカレーターや右側の道路は稲城市ですが、若葉台駅ホームや京王線線路は川崎市にあります。
北口にいろいろな施設や建物があるのに比べて、南口駅前にはあまり商業施設はありません。
駅前広場にも車では入れなくなっているようですが、子どもが遊んでいたりしてのどかでいい雰囲気です。
この先にある県道にかかる歩道橋までこの遊歩道は繋がっていて、利便性は考えられています。
こうして開発によって作られた街は、歩車分離がなされているとことがいいです。
↑再び北口に戻りエスカレーターで一段上がると、こちらも北に真っ直ぐ続いていく遊歩道があります。
すぐ先ではさらにエスカレーターで上がっていくという地形となっています。
駅から歩いて5分ほどのところに、「テレビ朝日若葉台メディアセンター」ができます。
テレビ朝日の公式サイトで詳しい情報を得ようと探したのですがあまりなく、「ゴーちゃん、若葉台メディアセンターに行って来ました!」という2月6日付のブログ記事があるくらいでした。
南側正面の窓には大きなゴーちゃんがいます。
遊歩道側にはオブジェのようなものがあり、「tvasahi」と読めるようになっているのでしょうが、その角度を探してみましたがうまく見えませんでした。
今は敷地内に入れませんが、近くに寄って見ればいいということでしょう。
奥には2月にも行ったコーチャンフォーの建物が見えています。
周囲を一周するとともに、いろいろ調べてみました。
テレビ朝日のアーカイブ施設や美術倉庫として建設されたもので、敷地面積は約16000平方メートル、建物は地上6階です。
↑1階には地域の人が利用できるアトリウムができ、展示などに活用するそうです。
平成28年1月に着工し、平成29年2月に竣工したばかりで、まもなくオープンとなるようです。
建物南側は芝生広場となっています。
テレビ朝日では、これまで放送用のテープやセットなどを保管するために倉庫を賃貸していましたが、手狭になったことなどから新たな保管施設の建設について検討を進めてきたそうです。
都市再生機構による用地取得事業者公募で用地を取得し、入札額は約32億9900万円といわれています。
↑若葉台駅である敷地の南側(右)は、隣の商業施設との間が緩斜面となっており、人も車も通れません。
西側(下)は駅から続く遊歩道となっており、北側(左)のコーチャンフォーとの間も細い遊歩道です。
よって、この施設には東側(上)からしか車は入れません。
↑敷地南東側から見た様子ですが、すぐ横には住宅のあるところになります。
テレビ朝日ホールディングスの平成28年3月期有価証券報告書によると、テレビ朝日「若葉台建築計画」の投資予定金額は90億円、既支払額は55億8500万円で、資金調達は全額自己資金となっています。
↑この車の入り口にもゴーちゃんやその仲間である「ちんじゅうみん」も描かれています。
敷地北側は荷物搬出入のための駐車場となっています。
この「テレビ朝日若葉台メディアセンター」は駅から5分で商業施設に囲まれながらも、周辺環境の良い住宅地に近接しています。
どのように活用されていくのか気になるところです。
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