上谷戸川源泉の公園の水源探しと日本最大のドトールがあるコーチャンフォー若葉台
前回に引き続き、上谷戸親水公園から上谷戸川の上流に向かって歩いていきます。
ホタルを飼育していた橋のところから少しだけ川沿いには歩けなくなっています。
でも、すぐ先で道路と水田との間に川の流れがあります。
北多摩地域では見ることのできない水田が、ここ南多摩地域にはあるようです。
田植え後でもいいし、稲穂の実った刈り取り前でもいいし、いずれにせよ水がある時の方がより美しい光景だったことでしょう。
振り返って見てみてもいい景色です。
そして、この上谷戸川の上流には池がありました。
しかし、いかにも人造の池という感じで、奥は芝生の急な斜面となっており、アースダムのようにも見えます。
西の方角となる上流側はきれいに整備された若葉台公園の「花の段々広場」となっています。
平成初期の頃、10年くらいまで、私が車に乗るのが好きで、休日にはそこら中を意味なく走り回っていましたが、その時は、ここ若葉台駅周辺には京王線の車庫くらいしか無いというイメージでした。
こんな公園も無かったし、多摩ニュータウンは主に多摩市と八王子市のものであって、稲城市のイメージはあまりありません。
現在はきれいな公園が整備されており、寒いながらも、やはり春のようで梅も咲いています。
調べてみるとやはり、稲城市の多摩ニュータウンは「ファインヒルいなぎ」として開発され、昭和63年には向陽台地区、平成7年には長峰地区、そして最も遅い若葉台地区は平成11年に街びらきが行われたとのことです
この池のどこかに水の湧き出ているところがないか探してみましたが、見つかりません。
池の水、つまり上谷戸川の源泉というか水源はどうなっているのでしょうか。
↑このようにきれいな水で、南側も斜面となっており竹林となっています。
斜面に上からの流水路がありますが、ここには水は流れていませんでした。
しかし、探してみると、勢い良く水が流れ込んでいるところがあります。
↑下に写っている大きな石の間を右から左へと流れていて、上にある斜面の流水路からの水ではないようです。
でも、自然な湧水にしてはちょっと不自然さを感じます。
ここ若葉台公園について、戻ってから稲城市HPを見てみると、
「公園の地下には、砕石貯留槽があり、毎秒約3.7リットルの水源の確保をしています。その水を利用した池があり、上谷戸の最上流となっています。」という記載がありました。
ここら辺は川の名前の通り、谷戸であったところが、多摩ニュータウンとして大きく土地が開発されています。
上谷戸川の水源を絶やさないために、見ることができませんが公園地下にあえて貯留槽を作ったようです。
↑上に登って池を見てみると、ずいぶん高低差があることがわかります。
人が住むために自然が破壊されることをなるべく避け、近自然河川工法と同様に、保存そして共存していこうという努力は素晴らしいことです。
↑この若葉台公園と若葉台駅の間には地区センターとして、いくつかの商業施設がありますが、まず、ちょっと面白そうな建物があります。
「コーチャンフォー若葉台店」で、北海道の会社のようですが、何の意味だろうと思い調べたら「Coach&Four」ということで「4頭立ての馬車」だそうです。
4頭は、書籍、文房具、音楽・映像、飲食を表しているみたいです。
ここの飲食としてはドトールがあるのですが、とても広く、全国最大226席もあるそうです。
書店なので建物入口に撮影禁止とあったので中の写真はありませんが、一般的なドトール店内のイメージとは違い、とても広く、それでも結構混んでいました。
書店もとても広く、まさか稲城市にこんな書店があるとは思っていなかったのでびっくりしました。
近所に、こんなコーチャンフォーが出店してくれたら有難いです。
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