三連アーチ橋の下には三沢川支流の上谷戸川の親水公園やホタルのいる環境があった
稲城市若葉台、長峰の辺りは多摩丘陵のアップダウンが大きな地形となっています。
上谷戸大橋という大きな橋の下には、川と親水公園があるようなので行ってみました。
下から見上げると、三連の立派なアーチ橋となっています。
上谷戸親水公園といい、「かさやと」と読むのだそうです。
町田市から稲城市、川崎市を経て多摩川に注ぐ三沢川は、北東に鶴川街道に沿って流れていますが、その支流として西から東へとこの上谷戸川が流れています。
まずは公園から数百メートル下流に向かい、三沢川との合流地点を目指しました。
↑坂浜にある三沢川の橋ですが、この100mほど上流に合流点があるのですが、探し回ったところ民有地に囲まれているようで、残念ながら見ることができませんでした。
坂浜のこの辺りを歩き回ってみたのですが、いい意味で田舎の風景の広がるいいところです。
↓公園に戻るため、上谷戸川を鶴川街道から上流に向かって見ていますが、あまり親水公園のある川には見えません。
しかし、そこからわずか200m先には、上谷戸親水公園はあります。
上谷戸川の周辺を自然観察や水遊びができる親水公園として、周辺地区と一体となった景観となるように整備し、平成17年度に完成したといいます。
↑親水公園と言いながら、川に直接下りて行くことは出来ない構造なのでしょうか。
整備にあたって、自然形態を残した流路とし、護岸は自然石を使用した空積みとしており、動植物の生息空間に配慮しているといいます。
↓別に流路を作り、池や水車小屋で水に親しめるようになっていました。
2.2ヘクタールのさほど広い公園ではありませんが、さらに上流にも川沿いに歩いて進めるようなので行ってみることとします。
↑振り返ると、右岸側には自然の林が残されています。
公園は植栽についても、周辺民有樹林や、屋敷林と調和のとれた、地域特性にあった樹種や、草花を選択し植栽しているそうです。
上谷戸川は上流に向かっては自然に配慮した形で整備されており、気持ちよく歩いて行くことが出来ます。
↑上流方向に向かうと遠くには大きな建物も見え、多摩ニュータウンとして開発されている地区のため、街と田舎の同居した不思議な風景となっています。
坂浜上谷戸緑地として整備されていますが、ここも近自然河川工法として整備されているようです。
↑やはり右岸側は竹林となっており、ここにはホタルがいるようで、川には近づかないようにロープが張られており、注意書きもありました。
何カ所か「ホタルのさと かさやと」と書かれた看板があり、ここは「かみやと」と思っていたところ、実は「かさやと」なのだということをここで知りました。
↑日なたと日陰ではだいぶ川の景色も違って見えますが、水の流れがきれいなのがわかります。
↑「ホタル飼育場」と書かれていますから、ここでホタルの幼虫を飼育しているのでしょうか。
この橋からちょっとだけの区間は川沿いの緑地がありませんが、あと少しで上谷戸川の源泉のはずですから行ってみます。
ブログランキングに参加して、交流を広げていきたいと思っています。
いずれかポチッとお願いします。
.
« DAHONの折りたたみ自転車は2ラインで販売されている上に、16インチと20インチが悩ましい | トップページ | 上谷戸川源泉の公園の水源探しと日本最大のドトールがあるコーチャンフォー若葉台 »
「川の源泉」カテゴリの記事
- 朝霞市指定史跡らしく感じられない広沢の池とその水の出口と広沢観音(2020.03.08)
- 矢川緑地の湧水となぜか擁壁上にある道路とその向こうの矢川弁財天の狛蛇(2020.01.12)
- 昔の面影のある崖線上の鎌倉街道と三芳町唯一の湧水のある竹間沢こぶしの里(2019.12.15)
- 瑞穂町で不老川の源流はどこにあるのか流れを遡って探してみる(2019.10.20)
- 霞川の水源に係るもう一つの説は平将門の後裔を名乗る三田氏が創建した天寧寺(2019.08.26)
「10南多摩」カテゴリの記事
- 多摩川沿いからも行ける城郭遺構が多くある滝山城跡(2025.11.02)
- 草戸山から城山湖に向かえず榎窪山は全く眺望なし(2025.10.19)
- 寺家ふるさと村の谷戸田と都史跡の家型横穴墓群や切り通し(2025.10.05)
- 戦車道や鮎道、枯れ木立もある妙な名前の小山内裏公園(2025.09.14)
- 計画は壮大だが入口はわかりづらい大戸緑地(2025.07.20)
« DAHONの折りたたみ自転車は2ラインで販売されている上に、16インチと20インチが悩ましい | トップページ | 上谷戸川源泉の公園の水源探しと日本最大のドトールがあるコーチャンフォー若葉台 »

コメント