中井駅の地下改札口化が完了したので行ってみたら、やはり予想通りの結果?
1年前に見に行った西武新宿線中井駅の駅舎改良工事が進捗し、地下改札口が6月5日にできたということなので、再び見に行きました。
今まで地上改札口のあった辺りには、地下に下りるエレベーターの入口があります。
完成予想パースによると、ここには何らかのガラス張りの建物が描かれています。
カフェのようにも思われますが、そうであればうれしいです。
以前には分煙がされていない店しかなく困ったことがありましたから。
少し線路寄りに地下に下りていく通路ができました。
↑右側のホームとの間にも小さな建築物ができるようですが、これはトイレでしょうか。
駅改良工事が完了すると、先程のエレベーターへの通路もこちら側になるようです。
これまで、中井駅は下り線ホーム横に地上改札口があったため、こちらは平面で車椅子等でも行き来できましたが、上り線ホームに行くには、改札内の階段を通るしかありませんでした。
その階段の壁には、車いす用階段昇降機がありましたが、駅員さんに頼まなければ利用できない大がかりなものでしたので、今後はエレベーターができれば、ベビーカーや輪行する自転車などでも便利になります。
↑階段とエスカレーターがあり、その先に改札口ができました。↓
改札内は、下り本川越方面に行くには正面に階段とエスカレーターがあり、上り新宿方面に向かうには右に進むこととなります。
これと並行して、新宿区による南北自由通路設置工事も行われています。
こちらはまだ工事中ですが、今年度内の完成の予定です。
↑改札内通路から見てみると、右側が自由通路になります。
開通すれば、ガラス張りで互いに見通せるようになるのでしょうか。
これまでは上りホームと下りホームを跨線橋で渡る必要があり、上りホームでは階段は東側と西側に分かれていましたが、新たな地下通路と上りホームを結ぶ階段とエスカレーターは1つになりました。
上りホームはかなり狭かったため、この階段はこれまでの敷地よりも北側にはみ出して設置することとしたようです。
こちらにもエレベーターがつきました。
これまでの階段はどうなったのかと、見てみてびっくりです。
地下改札化された翌日に中井駅に行ったのですが、東側の階段の下の方の部分は早くも撤去されており、その間を通り抜けられるようになっています。
反対の西側階段もこの通りです。
確かに狭いホームにこれが残っていると、朝のラッシュ時はかなり邪魔になりますから、素早い対応で良いことだと思います。
今度は下りホームへ行って、跨線橋の階段を見てみると、こちらは閉鎖されただけです。
元々こちらのホームは、高架で上を通る環状6号線(山手通り)を支える支柱というか、コンクリートのかたまりがあったため広いホームでしたが、それが道路の架け替え工事によって撤去され、上りに比べてとても幅の広い下りホームでしたから、急いで撤去しなくても問題ないのでしょう。
↑下りホームも、地下通路からの出入りの階段とエスカレーターは1箇所です。
エレベーターはやはり新たにつきました。
改札外にエレベーター、エスカレーター1基ずつ、改札内にエレベーター、エスカレーター2基ずつ設置されましたが、国の指針で示されている1日当たりの利用者が3000人以上の駅のバリアフリー化が、西武鉄道の最後の駅として達成されました。
↑先ほどの上りホームを下りホームから見ると、こんな感じになりました。
あの向こう側に南北自由通路の北側の出口が設置されるということです。
中井駅は、急行や準急の通過待ち駅ですから、踏切が長時間開かず、地元にとっては自由通路の完成が待ち遠しいことでしょう。
西武鉄道ニュースリリースより、6月5日以降の図面。
都営大江戸線への乗り換えのために駅を利用する立場からすると、バリアフリー化された面は評価できる一方、地下改札化されたことにより、上り電車に乗る時は不便になったという印象です。
また、以前にも書きましたように、やはり大江戸線との乗り換えを便利にしようという視点は全くないのが残念です。
ちなみに、中井駅の27年度の1日平均乗降客数は27885人で、西武鉄道92駅中36位です。
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