東京に近いのにローカル線でのんびりできる明覚駅と、ときがわ町にある都幾川の渓谷
八王子と高崎を結ぶJR八高線は、東京都内も走っているというのに、単線だし、JRの運賃体系としては割高となる地方交通線に区分されている路線です。
八王子駅から高麗川駅まではそれでも電化されており、電車が1時間に2本くらいは走っていますが、その先は非電化区間なので、2~3両のディーゼル車が1時間に1本くらいしか来ない、まさに「ローカル線」です。
高麗川駅でディーゼル車に乗り換えて、16分ほどで明覚駅に到着です。↑
二本の線路があるようですが、単線がすれ違うため駅のところだけ複線となっている、埼玉県ときがわ町にある無人駅です。
町の名称がひらがななのは、平成の大合併でよくあることですが、都幾川町と玉川村が合併した際に、この名になったようです。
駅舎もいい感じの明覚駅です。
列車が来た時には人もいますが、数分もすると誰もいなくなります。
ときがわ町では、無料のレンタサイクルがあるとのことなので、借りてみようと思っています。
しかし、駅前ではなく、西へ歩いて20分、1,5kmほどの「せせらぎホール」という体育センターのところまで行かなくてはいけません。
ときがわ町の路線バスは、ここ「せせらぎバスセンター」をハブとして、各方面にバス路線がつながっており、ここで乗り換えできるようになっています。
明覚駅からここまでの路線は休日は1日6便なので、歩いてきましたが、ここからは自転車です。
この辺りは町の中心としての機能を果たしているようで、コンビニもありました。
ときがわ町役場本庁舎は駅の反対の東側にありますが、ここ「せせらぎバスセンター」のすぐ隣には、ときがわ町役場第二庁舎があります。
同じ建物が、ときがわ公民館にもなっていて、狭いながら図書室もありました。
どうやら、ここは合併前の都幾川町役場があったところのようです。
まずは、この近くで昼食をとることとしました。
ちょっと不思議な外観ですが、「キッチンあすなろ」というお店です。
御主人に話を伺ったところ、青森出身のようで、青森の郷土料理が食べられます。
私も、せんべい汁定食を食べましたが、量も多いし、リンゴジュースやコーヒーもあり、お腹一杯でした。
腹ごなしのためにも、自転車でがんばって走らなくてはいけません。
でも、残念ながら?、本日の自転車は、電動アシスト自転車です。
借りる際に、山を登りたければ、もっと大型のバッテリーを付けてくれるといわれたのに、そのつもりは無いと断ってしまったのですが、山にも行くべきだったかもしれません。
まずは、近くにある「都幾川四季彩館」という日帰り温泉のところに行きました。
でも、結局風呂には入りませんでしたが、改めて来てみたいと思います。
このすぐ隣には都幾川の「三波渓谷」があります。
唐突に渓谷があり、驚いてしまいました。
写真だけを見ると、静かな自然の中で深呼吸でもしたいような雰囲気ですが、実際にはこのすぐ横はバーベキュー広場となっており、音も臭いもしています。
先程の四季彩館で、このバーベキュー広場の運営や貸し出しをしているようです。
ここは、「青い石に白い筋が入った奇岩が都幾川の清流に洗われ、美しい景観を見せる渓谷」と、ときがわ町のパンフレットにも書かれていますが、ちょっと興醒めなところでした。
今度は、都幾川の下流に向かい、明覚駅方面に戻り、さらにJR八高線を越え東側に行きました。
↑この番匠という辺りでは、川も流れの向きが大きく変わるため、広く池のように水が溜まっています。
川としては4kmほどしか離れていないのに、三波渓谷とは全く違う景色となります。
そして、もう少し下流に行くと、ときがわ町役場本庁舎があります。
こちらは合併前の玉川村役場のあったところです。
都幾川町と玉川村の合併でしたが、都幾川町としては町役場の位置にはこだわらず、名称も漢字からひらがなにするということで合併をうまく進めたのでしょうか。
実は、この本庁舎と第二庁舎は2.5kmしか離れていません。
両者とも、都幾川に沿って栄えた町なのでしょうか、どちらの役場も都幾川の近くにあります。
都幾川は越部川の支流で、入間川そして荒川へと流れていきます。
せせらぎホールまで戻り、自転車を返却し、明覚駅まで再び20分ほど歩きます。
↑歩く県道は車は多いのに、ところどころ歩道がなく歩きづらいところもありますが、景色はいいところもあります。
レンタサイクルは無料なのだから文句は言えませんが、もう少し駅に近いところで借りられればもっといいかなとも思いました。
明覚駅ももう少し列車の本数が多ければいいとも思いますが、本数が少ないからこそ、この良い雰囲気があるのでしょうか。
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