三芳町は数少ない地方交付税の不交付団体に何でなれるのか、それは続くのか
埼玉県三芳町のイメージといっても、関越自動車道の三芳パーキングエリアとして名前を知っている位で、行ったことは無いという人が多いのではないでしょうか。
国から地方交付税を交付されている地方公共団体がほとんどで、平成27年度の不交付団体は全国に59市町村ありません。
それなのに、この三芳町はその不交付団体の一つです。
つまり、財政的に裕福な地方自治体と国からは見做されているわけです。
ちょっと興味があり、三芳町役場を見に行ってきました。
建替えをしたのでしょうか、立派な建物です。
町の中心部からちょっと外れているようなので、広いこの場所に移転してきたのでしょう。
三芳町は首都圏から30kmほどで、人口約38000人です。
町の外側を東武東上線が通っており、町の中には駅はありません。
しかし、みずほ台駅や鶴瀬駅は、町の北東部に住んでいる人は、歩いて通える距離でしょう。
町役場の隣には文化会館「コピスみよし」もあり、入口のデザインは共通のものとしたようです。
↑その裏には総合体育館「みよしアリーナ」もあり、これも立派なものです。
これらは、平成14年に竣工したようです。
隣接して、運動公園もありました。
敷地の周囲には田園風景が広がります。
三芳町は、平成の大合併でも、結局合併しませんでした。
地方交付税の不交付団体というと、原発や競馬場があり交付金が支給されているか、大企業の本社や工場があったりするイメージです。
この町の財政が豊かである理由は何なのでしょうか。
おそらく答えは三芳PAのある、この関越自動車道にあるのでしょう。
↑下り線パーキングエリアの外周道路からです。
町内の道路では、大型トラックをよく見かけます。
東京から近く、国道254号線川越街道も通っているこの三芳町には、数多くの物流倉庫があります。
この税収がこの町を支えているのでしょう。
この三芳パーキングエリアには、スマートインターチェンジがあります。
下り車線は入口専用、上り車線は出口専用しかありませんが、所沢ICと川越ICの中間位ありますから、ETCが付いた車にとっては便利なものです。
ところが、ここは普通車、軽自動車専用でした。
物流倉庫が多くありますが、その輸送の主体は大型トラックですから、実はこれでは町に寄与していません。
それでも、所沢ICまで三芳町の一番遠いところでも5km程度ですから、物流拠点として発達してきたのでしょう。
さらに、考えられているようでした。
↑この国土交通省報道発表資料によると、平成30年度にこのスマートインターチェンジはフルIC化することとなっています。
つまり、上りにも下りにも、出入りできるようになるわけで、さらに、これとともに大型車も通行できるように整備されます。
これができれば、さらに物流倉庫が建設され、三芳町の将来の財政も安泰ということです。
ところで、現在のこの下り車線のスマートICは入口専用ですが、緊急のために出てくる車のことを想定してなのか、「止まれ」の道路表示があります。
いや、よく見ると、「止まる」です。
3年半前に所沢市内で見て、驚いたのと同じあれです。
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