ふじみ野市に細く深く食い込んでいる川越市の敷地は何なのか
地図を見るのは昔から好きなのですが、ある日、不思議なところを見つけました。
区市町村境は不自然に入り組んでいる所はよくあるのですが、ちょっと限度を越えています。
↑この辺りは埼玉県ふじみ野市で、地図の北西端の方は川越市なのですが、その川越市との境界線が細く深く、ふじみ野市に食い込んでいるのがわかります。
どうやら道路になっているようですが、現場はどうなっているのか、見に行ってみました。
↑まず、北西端は川越市なので、そちらから見てみると、左の福祉タクシー金太郎という看板のある所は川越市下松原、右はふじみ野市鶴ケ丘5丁目です。
間の道路は市境ですが、道路の中央が境界線になっているとは限らず、道路がどちらかの一方の市に属しているというのはよくあることでしょう。
↑50mほど先に行くと、道は2つに分かれ、左側の方が話題としている道路です。
その道の右側、写真でいう中央部の三角形の土地はふじみ野市鶴ケ丘5丁目、道の左側もふじみ野市鶴ケ丘4丁目になります。
つまり、道の両側ともふじみ野市なのに、間の道路だけは川越市なのです。
ちょっと先がどうなっているのか、気になります。
土地の所属が川越市なのですから、川越市道として管理されているのでしょうか。
道路排水の蓋は旧大井町の町章があります。
大井町は合併して、現在はふじみ野市ですから、ふじみ野市道なのでしょう。
↑よく見ると、境界標が二つあります。
一つが道路と民有地の境界で、もう一つが市境を表示しているのでしょうか。
↑下水道のマンホールの蓋を見てみると、やはり大井町のようです。
周囲は何の変哲もない住宅街の中の道です。
川越市敷地が飛び出した先端部には、何か特別なものや事情があるのでしょうか。
↑やがて、交通量の 多い道路を渡ると、この道の右側はイトーヨーカドー上福岡店のあるふじみ野市西鶴ケ丘1丁目、左側は手前にこそコンビニ、教会もありますが、その先はごく平凡な住宅街で、ふじみ野市鶴ケ丘1丁目です。
さらに進み、川越市敷地の先端に到着しました。
残念ながら、特に何もなく、全く特別感のないところでした。
↑ここから奥は、両側も道路も、ふじみ野市。
川越市敷地が食い込んできて、ここまで440mの長さになります。
↓振り返って見ると、こちら側は両側はふじみ野市だけれども、真ん中の道だけが川越市です。
この境界付近の地図をズームして、ここではと思われる地点をよく探してみると、あやしいものを見つけました。
住宅同士の境界ではない位置にありますから、これが道路の川越市敷地とふじみ野市敷地の境界を示しているのではないでしょうか。
さすがに、登記簿まで調べることはしませんでした。
この道路にあるミラーは、やはりすべてふじみ野市、または大井町の表示となっています。
自分でもここに何を期待していたのかわかりませんが、ちょっと期待はずれで残念な小さな旅でした。
この南側の道も地図で見ると、凸凹した不思議な形状だったので、ついでに見に行ってみると、高圧線鉄塔があるからでした。
こちらも、期待はずれ。
まあ、今時 ストリートビューで予習すればいいのですが、やはり見に行ってみるのがいいものです。
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