相模川の津久井湖にある城山ダムで放流を見られたけど、城山湖というのもあるの?
神奈川県を流れている相模川には、旧城山町(現在の相模原市の一部)に城山ダムがあります。
まち歩きや自転車めぐりではなく申し訳ないですが、この日も車でのドライブです。
ダムといえば人里離れた山奥のイメージですが、この城山ダムは橋本駅からも6kmほどしか離れてなく、ダムの天端には交通量も多い国道413号線が通っています。
昭和40年(1965年)に完成した堤高75m、堤頂長260mの重力式コンクリートダムで、洪水対策としての治水のほか、水道や発電に利水利用されています。
このダムは神奈川県企業庁により管理されています。
↑この湖は津久井湖といいます。
津久井湖畔の東側は、水の苑池として整備されており、神奈川県企業庁の相模川水系管理事務所(城山ダム管理事務所)や津久井記念館もあり、この2カ所ではダムカードの配布も行われています。
ダムは、内側というか湖側から見るとあまり全体像もわからないため、外側を見たいものです。
津久井湖の南側は花の苑池として整備され、津久井湖観光センターがあり地元の特産物などを販売しています。
この辺りは県立津久井湖城山公園となっており、このダムのすぐ横にある山が、城山ダムや旧城山町の地名にもなっている城山ということになります。
城跡もあるようなので、今度じっくり見に来たいところです。
城山はかつて津久井城と呼ばれる山城で、戦国時代には小田原北条氏につかえた内藤氏が城主でした。
天正15年(1590年)、豊臣秀吉による小田原攻めに伴い落城し、江戸時代初期には廃城となっています。
花の苑地も当然ながら津久井湖に面しており、こちらからも城山ダムが見られます。
ゲートは6門ありますが、4門あるクレストラジアルゲートは高さ16.7mと造られた当時は国内最大、2門のオリフィスクレストゲートも国内2位でした。
これらゲートは、戦艦大和を建造した造船所で技術的問題を克服して製造され、呉港から横浜港の海上輸送を経て設置されたそうです。
ここでは水の放流をしているようなので、見に行ってみます。
ダムを見ることのできる展望台もあり行ってみると、放流していました。
こうした洪水吐ゲートから放流を見ると、ダムらしさを感じます。
宮ヶ瀬ダムでは放流を見ることはできませんでしたが、やはりダムは放流しているのがいいです。
是非、放流している様子を下からも見たいと思い、あまり人通りの無さそうな道を下流に向け行ってみましたが、水力発電の津久井発電所の敷地は立入禁止で入れなく、川の近くに行けません。
相模川沿いにもう少し下流に向かいましたが、結局崖の上から川に下りるところがなく、圏央道の辺りであきらめましたが、アーチ橋の美しい新小倉橋を見ることができました。
津久井記念館でダムカードにもらう際に、道志ダムと本沢ダムにもダムカードもありますから、是非お立ち寄り下さいと言われました。
同志ダムには事務所がないので、自撮り写真等で行ったことを確認した上で、城山ダムでカードを配付しているとのことですが、本沢ダムは現地に事務所があるので、そこでダムカードをもらえるとのことです。
地図を見ると、本沢ダムは3kmほどの距離で、すぐ近くのようなので行ってみることにします。
↑方向的には、あの奥にある山の頂上付近しょう。
ややこしいことに、本沢ダムのダム湖は城山湖といいます。
ここ、城山ダムのダム湖は津久井湖です。
なんでこんなわかりづらい命名をしてしまったのでしょうかね。
この後、城山湖に車で向かいました。
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