首都圏最大のダムは東京都心から50kmのところにある宮ヶ瀬ダム
宮ヶ瀬湖、宮ヶ瀬ダムは神奈川県にありますが、あまり記憶にはなく、以前よく見ていた地図には載っていなかったような気がしますが、いつ頃からあるのでしょうか。
車で行ってみました。
宮ヶ瀬ダムは、神奈川県相模原市緑区(旧相模湖町)、愛川町、清川村にあり、東京都心から約50kmという距離にありながらも、首都圏最大のダムです。
宮ヶ瀬湖はそのためにできた人造湖です。
ダムの堤高つまり高さは156mもあり全国でも6位となり、東京タワーの大展望台とほぼ同じ高さになります。
堤体積は200万立方mと全国でも1位となり、横浜ランドマークタワーと同じ体積だそうです。
ダム湖の湖面は4.6平方kmで、東京ドーム100個分です。
ダム湖の貯水量2億立方mは全国19位ですが、それでも首都圏では最大です。
役割としては、洪水を防いだり、川の環境を保ったり、水道水を貯めたりしますが、水力発電も行っています。
県立あいかわ公園の駐車場に車を停めて歩いてくると、愛川第1発電所とそこから山の上に向かって送電線が延びていくのが見られます。
第2発電所と合わせて、21000戸の電力を供給しています。
晴れているし、まだ14時ころだというのに、ダムが西側にあるため日陰となっていて、夕方のような風景と雰囲気で寒いです。
↑山の上の方には日が当たっていて、まだ夕方じゃないことを改めて思いださせてくれます。
発電所前からダムを見てみると、高さ156mは迫力があります。
宮ヶ瀬ダムが完成したのは、2000年(平成13年)のことだそうです。
ですから、宮ヶ瀬ダムも宮ヶ瀬湖も、昔よくドライブしていた頃の記憶に残っていないし、その当時よく使っていた地図にも載っていなかったようです。
11月30日までは決められた日には、11時と14時から6分間、ここから観光放流をしていました。
あの上の方にある小さな穴から毎秒15㎥、両方で毎秒30㎥流れ、その量は25mプールが12秒でいっぱいになる量といいます。
でも、12月から3月までは行われないようです。
紅葉シーズンは混雑するかと思って、それを避けたつもりですが、放流は見たかったものです。
ところで、もう一つ困ったことが起きました。
インクラインというダムの天端まで行く、モノレールというかケーブルカーのようなものがあるのですが、それも運休です。
片道200円、往復300円ですが、4分間で景色を見ながら上まで行くことができるはずでした。
中途半端には事前調査してあったのです。
階段はありますが、さすがに閉鎖されています。
閉鎖されていなくても、この高さはちょっと躊躇します。
やはり、上に登って景色や湖を見たいものです。
と思っていたら、エレベーターがあるようです。
かなり以前に別のダムに行った時には、点検用にあるダム内のエレベーターに特別開放日だからということで乗ったことはあります。
でも、このエレベーターはわざわざ看板があるのだから、一般開放されているのでしょう。
ダム内の誰もいないし、すれ違わない通路をしばらく進むと、階段があり、さらにそれを登った先にエレベーターはあります。
なぜ、途中に階段があるのかは少し疑問です。
宮ヶ瀬ダム堤体内の放流設備などの機器の交換、点検等のためのエレベーターですが、ダムの体験学習の機能も合わせ持っているとのことです。
これをよく見ると、エレベーターの高低差は120mとなっています。
あの階段があったからでしょうか、それともエレベーターに合わせるために階段を設けたのでしょうか。
エレベーターの入口は、意外にも、というか当たり前かもしれませんが、ごく普通のものです。
ただし、乗ってみると、機器を載せるためでしょうか、かなり広いです。
よくビルにある荷物用エレベーターよりもかなり大きいです。
定員も46人となっていますから、団体さんも乗れます。
1分間でダム天端に到着ですが、長くなってきたのでこの続きはまた次回に。
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