飯能のハイキングコースの王道、天覧山から多峯主山の山峡コース
1年ぶりに飯能の天覧山に登り、今回はそれだけでなく多峯主山、さらに吾妻峡まで行ってみました。
飯能市、飯能市観光協会や西武鉄道の作成したパンフレットにも、「山峡に歴史を訪ねるコース」として載っている王道のハイキングコースとほぼ同じルートを歩いてみます。
天覧山への登山口からの道は、前半は舗装されており、自転車も通れますが、中段からは自転車も入れない山坂道となります。
↑コースは2つに分かれますが、十六羅漢像沿いのコースを選んだので、最後は岩の急階段です。
十六羅漢の石仏は、徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院の寄進によるものと言われています。
能仁寺横の登山道入口の標高が117m、中腹で162mでしたから、割とあっさりと195mの天覧山山頂に到着です。
飯能市街が見渡せますが、曇り空なので景色は残念ながら今ひとつです。
では、次の目的地を目指します。
連山となっていて、尾根沿いに行くものとばかり思っていましたが、予想外に山と山が繋がっていません。
せっかく登ってきたのに、急な下り坂を下りていきます。
結局、標高136mまで下がって来てしまい、山から出てしまいます。
ただ、この谷戸はのんびりした雰囲気で、とてもいい景色です。
やがて、多峯主山の登山道となりますが、ここは「見返り坂」と呼ばれています。
源義経の母である常盤御前がここを登る際に、あまりの景色の良さに振り返りながら登ったとのことから、この名前がついたそうです。
では、振り返ってみましょう。
でも、すぐに山坂道で振り返っても、何も見えなくなります。
そして、また急な登り坂です。
先ほどの天覧山よりも、距離も長いし傾斜もきついです。
この先、また2つのルートがありますが、急坂コースのクライマックスは、くさり場です。
さらに左右に分かれ、右側に鎖があります。
ただし、そうはいっても家族向けハイキングコースですから、遠足でも使われるのでしょう。
1つの鎖を子どもが5人までしか使わないようにとの注意書きがありました。
この岩場を過ぎると、いよいよ多峯主山の山頂です。
こちらは標高271m。
多峯主山の読みは、西武鉄道パンフでは「とおのすやま」、飯能市役所にもある飯能地区まちづくり推進委員会パンフでは「とうのすやま」です。
どちらにしても、曇ってはいながらも高い分だけ、眺めもいいです。
この山には、高所にあるのに水の枯れない池があるというので、寄ってみることにします。
雨乞池という名で、標高219mのところにあります。
こんな高いところにありながら水が枯れたことがないので、麓の田畑に雨が降らないと、ここで雨乞いをしたそうです。
コースを少し外れてしまったので、この先このまま下っていくのではなく、再び坂を登らなくてはいけません。
やがて、神社があります。
御嶽八幡神社といいます。
この神社は下から見上げると、こんな崖の上に建っています。
さらに急坂を下りていきます。
標高140mの辺りで山を出て、谷戸にでます。
細い川が流れていて、その水音を聞きながら、こののんびりした景色を眺めていると、落ち着きます。
ここを少し歩くと、物音がしてきたなあと思うと、突然住宅地にでます。
本当に、「突然」という感じで、交通量も割と多い県道沿いにでます。
この先、美しい吾妻峡に行きますが、続きは次回とします。
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