浜岡原発の防波壁を見に行ってみた、と、NERV購買部足柄出張所って何?
2011年3月の東日本大震災の津波による福島第一原発の事故後、中部電力では7月に津波による浸水防止対策の一つとして防波壁を造ることを発表していました。
その防波壁がほぼ完成したというので、3週間前(2015年9月)に見に行ってきました。
といっても、セキュリティの関係で原発の施設には入ることはできません。
原発の敷地内にある浜岡原子力館の展望台から見て見ることとします。
↑3年前に見に行った時はこんな感じでした(2012年10月の様子です)。
今回は防波壁にズームアップして撮影したいと思います。
↓同じく3年前(2012年10月)に展示コーナーにあった防波壁の実物大の模型です。
2012年8月の内閣府による、南海トラフの巨大地震モデル検討会の第二次報告を受け、中部電力ではその年12月には、さらに津波対策を強化すると発表していました。
↓現在は、原子力館での展示の防波壁も少しだけ(4m)高くなり、たて壁下部も補強されたものとなっています(ここから以降の写真は現在(2015年9月)です)。
原発の海沿いには砂丘堤防がありましたが、まずこれが海抜12m以上になるように嵩上げ工事され、2014年10月には完成しています。
さらにその内側に、この模型にある海抜22mの防波壁が造られています。
当初18mの計画でしたが、嵩上げされて22mになりましたが、その4m部分はあまり頑丈そうには見えませんが、波力には耐えられるとのことです。
これが、1.6kmの長さに渡って造られました。
倒壊してしまった釜石港湾口防波堤とは構造が違うから、大丈夫だという説明もあります。
下調べも終わったので、それではいよいよこの防波壁の全体像を展望台に見にいきます。
ところが、展望台行きエレベーターに乗ってびっくり!
なんと、展望台は撮影禁止との張り紙があります。
上がってみると、警備員が常駐していて見張って(?)います。
個人的になら撮影してもいいか、念のため聞いてみましたが、やはりダメとのことです。
原発はテロの対象にもなり得る施設ですから、やむを得ないのでしょうか。
外に出てから、原発敷地の東側で、どこか見られるところがないか行ってみましたが、やはり原発の海沿いに近づけるところはありませんでした。
帰ってから地図を見てみると、もしかしたら西側では見ることができたかもしれません(残念)。
↑あきらめて、御前崎の近くまで行き、のんびり海を見て見るといい景色です。
でも、ここに津波が来たら大変です。
↑この辺りは、すぐ後ろに御前崎灯台もある高台になっているところがあるので、この高台まで避難することはできるでしょう。
でも、防波壁を造った原発のところ以外にも、海岸線沿いには高台の無いところが至るところにあり、そこらじゅうに防波壁を造れるわけもないので、考えてみると心配なものです。
ところで、話は全然変わりますが、エヴァンゲリオンって知っていますか。
私はアニメにあまり詳しくはありませんが、映画をテレビで見て、綾波レイはわかります。
なぜか東名高速道路下りの足柄サービスエリアにこれがあります。
↑こちらはよく分からず撮影して帰り、息子に聞いたら エヴァ初号機だそうです。
そういえば、先ほどのプリウスはこの色の塗装でした。
建物に入ろうとすると、そこは「NERV 購買部足柄出張所」となっており、エヴァンゲリオン関連グッズの販売をしていました。
何でここ足柄に?と思っていましたが、ストーリー上、首都東京が壊滅し、第3新東京市は箱根の芦ノ湖北岸に造られたからのようです。
そこは、現在の神奈川県足柄下郡箱根町になるため、ここ足柄SAでこの企画があるようです。
12月までのイベント企画のようです。
建物内には、巨大なエヴァ初号機の立像があります。
NEXCO中日本によると、世界最大だそうです。
撮影している人もたくさんいましたし、これが目当てなのかわかりませんが、大変な混雑でした。
サービスエリア内の食事にも、エヴァンゲリオン関係の特別メニューがありました。
穴場スポットとしては、2階のテラスがあります。
ここには誰もいませんでした。
エヴァのことは事前には知らなかったので、昼食のために足柄サービスエリアに寄ったのですが、あまりに混雑していたため、私は別のサービスエリアに行くことにしました。
ところで、新しくなったサービスエリアは、どこも駐車場の車路が狭くなっており、駐車は斜め進入して、斜めバックで出庫するように設計されていますが、これってかえって混み合うような気がするんですが、混雑緩和に役立っているのでしょうか。
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