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2014年11月23日 (日)

能仁寺庭園と天覧山と、うだつが上がる店蔵

電車に乗って飯能まで、紅葉を見に行ってきました。

飯能駅から徒歩20分ほどで、天覧山の麓にある、室町時代中期に創建されたという能仁寺があります。

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山門から入ると、本堂の北側には美しい能仁寺庭園があります。
桃山時代の作庭と推定され、日本名園百選にも入っているとのことです。

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天覧山の南急斜面を巧みに取り入れて、背後に枯滝を組み、下部を池泉とした上下二段式庭園です。

池泉鑑賞蓬莱庭園といい、面積は324坪あります。

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カメラの腕の問題でしょうか、実物はもっときれいです。
本堂拝観料をお支払いして、本堂の裏側から庭を眺めることができます。

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引き続き、天覧山に登ってみました。

低い山だと聞いていたし、15分ほどで登れますが、19℃以上と11月下旬にしては暖かい日だったので、頂上に着くころには暑く感じるほどでした。

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標高は195mとはいえ景色は素晴らしく、飯能市街ははるか下に見えます。

元々、愛宕山と呼ばれていましたが、徳川五代綱吉将軍の病気平癒のお礼に生母桂昌院から十六羅漢の石仏が奉納されたので、羅漢山と言われるようになりました。

やがて、明治天皇が近衛兵の演習を山頂から見たことから、天覧山と言われるようになり、行幸記念碑も立っています。

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山を下り、飯能駅に帰る途中に、「うだつの上がらない」ではなく、「うだつの上がる」ものがありました。

店蔵絹甚といい、明治37年建築の建物です。

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土蔵というのは聞きますが、ここは店であり、蔵でもあったので、店蔵です。
篠原甚蔵・長三親子によって建てられた、絹織物等の店であったため、絹甚と呼ばれているそうです。

30cm以上の厚い土壁による耐火建築物で、2階に上がると土蔵の扉が見られます。

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そして、うだつが上がっています。

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火事の時、隣の軒から延焼するのを防ぐため、屋根の両脇にあがっている袖壁を「うだつ」といい、商売がうまくいって、金銭的に余裕がないと作れません。

うだつを作ることができないということから、今でも「うだつがあがらない」という言葉が残っているようです。

屋根裏も見られますが、さすが頑丈そうな造りです。

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ここは飯能市に寄贈され、市指定有形文化財として市が管理しているので、建物内を見学することができます。

この通り沿いにはこうした歴史的建造物がいくつかあり、飯能織物協同組合事務所も屋根にシャチホコのある、大正11年建築のいい建物です。

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能仁寺や天覧山入口の近くには、新しい飯能市立図書館ができていました。↓

新しいといっても、25年7月オープンですが、私が24年4月に来たときはもう少し南にある古い建物が図書館でした。
※ 古い飯能市立図書館を含む、西武短絡線をめぐる旅の記録は、こちら

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地元産木材の西川材を使用した木の薫り漂う図書館とのことです。

図書館内は撮影禁止なので、外から撮った写真だとわかりづらいですが、木がふんだんに使われています。

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2階にある学習席は、学生などにより混みあっていましたが、1階に社会人読書席があります。
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指定席制をとっているようで、この時は利用者はいませんでしたが、カフェのようないい座席と雰囲気です。

私好みですが、飯能市民でもないので、さすがに入れませんでした。

この日は、GPSを使用しないiPhoneのヘルスケアの計測によれば、13355歩、10.09kmのウォーキングでした。

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