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2014年8月31日 (日)

擬洋風建築物にある東大の建築ミュージアムを見に行く

東京大学総合研究博物館小石川分館に行きました。

1876年(明治9年)に今の東大本郷キャンパス内に建設された「旧東京医学校本館」が解体され、小石川植物園内に移築された建物で、その建物を見るのが目的です。

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これは東京大学内に現存する最古の学校教育用建物とのことであり、明治初期の木造擬洋風建築の貴重な歴史遺産です。

擬洋風建築とは、明治時代初期に西洋の建築物を見よう見まねで日本人の職人が作ったものを言います。

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外観に洋風デザインを取り入れていますが、小屋組みなどの基礎構造は和風建築の技術が使われています。

この建物は洋風、唐風、和風の三要素の混交形式が残っています。

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先程の「東京大学に現存する」という表現に不自然さを感じた方もいるかもしれませんが、小石川植物園は東大理学部付属植物園という位置づけです。

この建物は、現存最古の教育建築遺産で国の重要文化財にも指定されていますが、移築、改装により、すっかりきれいな外観及び内装となっており、少しがっかりしました。

しかし、よく見ると、古い木造の柱が一部残されていました。

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↑建物内には建築ミュージアムとして、「建築博物誌/アーキテクトニカ」の常設展示がされており、建築模型などが展示されています。

柱の二階部分はどうなっているのかと思いみて上がって見てみると、やはり柱は天井まで繋がっています。

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一部はこうして保存してあるのだと感心しながら、同じ二階の北側部分に行って、びっくり。

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太い梁と柱や小屋組の屋根の構造が残されており、見えるようになっています。

さすが、補強はされているようですが、美しい。

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展示自体はちょっと期待外れだったのですが、この屋根組みを見ることができただけで満足です。

最初に建てられた1877年(明治10年)の翌年には、東京医学校と東京開成学校が合併して東京大学が創設されました。

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この博物館の入場料は無料です。

二階バルコニーからは小石川植物園がよく見えますが、植物園入口は別の場所にあり、別途入場料がかかるはずです。

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地下鉄丸ノ内線 茗荷谷駅までの帰り道、湯立坂を通り「旧磯野家住宅」を少し高台になっている窪町東公園から見ました。

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ちょっとよく見えませんが、主屋の屋根が銅葺きで、外壁も銅板を張り巡らせていることから、銅御殿(あかがねごてん)といわれている建物です。
国指定重要文化財のようですが、年に何回か見学会が行われているようです。

茗荷谷駅前の「同潤会大塚女子アパート」跡地はしばらく空き地になっていましたが、(株)図書館流通センターの立派な本社ビルが建っていました。

帰りにさらに、文京区立小石川図書館にも寄ってきました。

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ここは今でもレコード室があります。
写真を載せたかったのですが、撮影禁止でした。

そういえば、レコードライブラリーが近所の図書館にもあって、中学生の頃はよく借りに行ったものです。

2万枚近くのレコードがあるようで素晴らしいものです。

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