擬洋風建築物にある東大の建築ミュージアムを見に行く
東京大学総合研究博物館小石川分館に行きました。
1876年(明治9年)に今の東大本郷キャンパス内に建設された「旧東京医学校本館」が解体され、小石川植物園内に移築された建物で、その建物を見るのが目的です。
これは東京大学内に現存する最古の学校教育用建物とのことであり、明治初期の木造擬洋風建築の貴重な歴史遺産です。
擬洋風建築とは、明治時代初期に西洋の建築物を見よう見まねで日本人の職人が作ったものを言います。
外観に洋風デザインを取り入れていますが、小屋組みなどの基礎構造は和風建築の技術が使われています。
先程の「東京大学に現存する」という表現に不自然さを感じた方もいるかもしれませんが、小石川植物園は東大理学部付属植物園という位置づけです。
この建物は、現存最古の教育建築遺産で国の重要文化財にも指定されていますが、移築、改装により、すっかりきれいな外観及び内装となっており、少しがっかりしました。
しかし、よく見ると、古い木造の柱が一部残されていました。
柱の二階部分はどうなっているのかと思いみて上がって見てみると、やはり柱は天井まで繋がっています。
一部はこうして保存してあるのだと感心しながら、同じ二階の北側部分に行って、びっくり。太い梁と柱や小屋組の屋根の構造が残されており、見えるようになっています。
さすが、補強はされているようですが、美しい。
茗荷谷駅前の「同潤会大塚女子アパート」跡地はしばらく空き地になっていましたが、(株)図書館流通センターの立派な本社ビルが建っていました。
写真を載せたかったのですが、撮影禁止でした。
そういえば、レコードライブラリーが近所の図書館にもあって、中学生の頃はよく借りに行ったものです。
2万枚近くのレコードがあるようで素晴らしいものです。
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