樹木墓地と樹林墓地の違いを見に小平霊園へ(2か月前の答え合わせも)
お盆は少し過ぎましたが、お墓の話です。
2年ほど前に、小平霊園に樹林墓地ができるということがニュースでも話題になって、見に行きました。
さらに、樹木墓地もできたというので、再び見に行ってきました。
↓左が樹林墓地、右が樹木墓地です。
まず、両者の共通点として、どちらも、直接土に触れるかたちで遺骨を埋蔵し、石でできたお墓は設置しません。
埋蔵場所は指定できず、埋蔵に立ち会うことはできません。
焼香や献花は、墓地正面の参拝広場に設けられた献花台で行います。
お墓を継ぐ人がいなくても申込みできます。
では、違いはなんでしょう。
↓樹林墓地(樹林型合葬埋蔵施設)は、樹林の下に設置された共同埋蔵施設(カロート)に、遺骨を納骨袋に入れた状態で、直接土に触れるかたちで共同埋蔵します。
コブシ、ヤマボウシ、ナツツバキ、ネムノキ、イロハモミジが植えられています。
こちらは、生前に申し込みすることができます。
↓樹木墓地(樹木型合葬埋蔵施設)は、樹木の周辺に、遺骨を納骨袋に入れた状態で、直接土に触れるかたちで「個別に」に1体ずつ埋蔵します。
カツラ3本が植えられています。
こちらは、生前に申し込むことができません。
共同埋蔵なのか個別埋蔵なのかの違いがあることがわかります。
今年度初めて樹木墓地の募集を行ったのですが、その結果が東京都HPに載っていました。
個別埋蔵される樹木墓地のほうが人気なのかと思っていたら、樹木墓地は300体の募集に対して1.7倍の応募があり、樹林墓地は1600体の募集に対して、10.6倍もの応募があったとのことです。
子供がいなくても納骨が大丈夫なように、生前申し込みし、墓地を確保しておきたいというニーズは予想以上に大きいようです。
自然回帰の流れもあるようです。
ところで、小平霊園に来たので、2か月前の謎の答え合わせもしてきました。
2か所で、2~3m程の深さまで掘って、比較的大きなコンクリート構造物を設置する謎の工事が行われていたものです。
雨水浸透ますかと思っていましたが。
1つめは、完成してはいますが、周囲はまだ囲われています。
「採水口」と書かれており、これは防火水槽でした。
何で霊園に防火水槽?と思われる人も多いかもしれませんが、ここは芝生が多く、特に芝生墓地での線香の火の不始末による火災には、かなり注意喚起もしているようです。
もう1か所も同様のものなのかと思えば…
こちらは上部は通常歩けるようになっており、芝生内にいくつかの穴と蓋があるのですが、非常時にはこれがトイレとなるようです。
↑しばらく前には、案内看板の下のほうに利用方法が書かれていたのですが、何らかの理由ではずしたようです。
ちなみに、すぐ隣にはトイレがあります。
ついでに、西武新宿線を渡り、「なかまちテラス」の工事現場にも寄ってみました。
工事は進捗しているはずですが、外観ではあまりわかりませんでした。
今年度中にはオープンするということですから楽しみです。
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