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2014年7月21日 (月)

迎賓館赤坂離宮の建物装飾の美しさと、新旧2つの御所トンネル

四ツ谷駅から南に向かうと、正面中央に迎賓館があります。

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自動車交通は左右に分離され、正面の並木道は歩行者しか通れなくなっています。
賓客を迎えるときのみ、車がここを通行するのでしょう。

正門からして立派です。

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時折来る人は皆、記念撮影をしています。
門の隙間から建物を見てみます。

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芝生と松が整然と植えられた庭の向こうに、「迎賓館赤坂離宮」があります。

明治42年(1909年)に、皇太子(後の大正天皇)の東宮御所として建築された、ネオバロック様式の洋風宮殿建築物です。

片山東熊による設計で、当時の日本の建築家、美術工芸家が総力を挙げて建設したとのことです。

鉄骨補強煉瓦造りで、外壁には花崗岩を使用しています。
壁面のレリーフも見事です。

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建築面積5153㎡で、戦後は国立国会図書館や東京オリンピック組織委員会としても使われましたが、昭和42年(1967年)、外国からの賓客をもてなす迎賓館とすることが閣議決定され、改修されました。

よく見てみると、中央部軒上の両端には、甲冑の彫刻装飾まであります。

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100年目にあたる平成21年(2009年)国宝に指定されました。

屋根上を見てみると、他にも面白いものがあります。

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地球儀と雷鳥でしょうか。

ここからではよく見えないので、庭に入って、じっくり見てみたいものです。
建物内も当然見たいです。

内閣府HPによると、毎年参観の募集をしているようですが、残念ながら6月5日が締め切りでした。

庭の東西にある衛舎も立派です。

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守衛等の休息所と寝室に使われるために、ここまでのものを作るとはさすがです。

北側正面からは鉄柵ごしに中が見えますが、東側西側は塀となっていて、中を見ることはできません。

東側の外側に沿って歩いていくと、和風の門があります。

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元々、この敷地は紀州徳川家の中屋敷があったところだったため、その一部を移築したそうです。
この坂は、紀伊国坂といいます。

迎賓館の敷地は、東宮御所のある赤坂御用地と一体の広大な敷地となっています。

ところで、JR中央線に乗る人は四ツ谷駅と信濃町駅の間に、東京では珍しくトンネルがあることをご存じかと思います。

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あれは、御所トンネルといいますが、快速と各駅停車の上下で4線通っているはずですが、上の写真ではトンネルが3つしか見えません。

この3線のトンネルは「新御所トンネル」という、昭和4年(1929年)に完成したものです。

上の写真の左端をよく見ると、もう1本線路があり、各駅停車の下り線はそちらを通っています。

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明治27年(1894年)、当時の甲武鉄道により作られた、東京で現存する一番古いトンネルで、「旧御所トンネル」といいます。

東宮御所の下を通るから、御所トンネルです。
蒸気機関車の時代なので、当時は複線で使われていたそうです。

迎賓館ができる前に、このトンネルは開通していました。

見てみると、煉瓦と石積みの立派な造形で、さすが明治時代のトンネルと思わせるものです。

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左上には、迎賓館も見えます。
明治時代の終わりの頃、日清戦争、日露戦争と、西欧に追いつき追い越せと思っていた、当時の日本人を振り返ってみることができます。

終わりの3枚の写真の風景は、丸ノ内線の四ツ谷駅ホームから見ることができます。

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